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テレプレゼンスロボットは電脳化の先駆けとなるか


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(写真はアイロボット社)

iPad搭載“分身”ロボットは救世主になれるか 仕事、学校、生活…まるで“生き物”のように遠隔操作(産経新聞 7月19日(日)10時30分配信)

テレプレゼンスロボットという言葉を知っていますか。離れたところから一瞬で別の場所にワープする、そんなことが可能になるかもしれません。意識だけですが(笑)

離れたところにいる人とリアルタイム画像を利用して会議したりする、テレビ会議はもはや当たり前になりました。私も海外のパートナーと会議するときはテレビ会議を使用します。最近のテレビ会議は通信遅れもなく、きれいな音で会話できます。

本当に世界は狭くなりました。

さて今回の記事の紹介はさらに一歩進んだ技術です。

iPadが移動式の台座に設置してあるというシンプルな構造のロボットなのですが、組み合わせでこんな新しいことができるのかと驚いてしまいます。iPadには遠隔地にいる利用者の顔が映り、会話することもできます。利用者は手元の操作でそのロボットを移動させることができます。
リモコン操作ロボットとテレビ電話を足しただけのシンプルな機能ですが、この発想の可能性はすごいと感じています。

 

家にいながら勤務する未来


この技術が普及するとどうでしょうか。家にいながら本人のアバター(分身)とも言えるロボットが会社に行って会議に参加したりすることができます。この場合、ロボットという言葉はそぐわないかもしれませんね。自分の意思や表情を伝えることのできる代理とでも表現しましょうか。

ますます物理的な距離の壁はなくなっていくことでしょう。

実はこの記事を見たときに思ったことがあります。多分わたしだけじゃないはず。そうアニメ「攻殻機動隊」の世界です。ゴーストと呼ばれる意識をもった電脳がネットワークを介して遠隔地の義体をまるで自分がそこにいるかのように操ることができます。この世界が現実のものになるのもそう遠くない、そう感じさせるのに十分な面白い取組です。

この技術(テレプレゼンスロボット)はまだそこまでの代物ではないですが、なにかしらの理由で家から離れられないときに、自分のアバター(分身)に行ってもらうことが可能になります。それは仕事だったり、学校だったりと抱える事情によって用途は違いますが、アバター(分身)のできることが増えれば、本人がいるのとまったく変わらない未来も遠くない気がします。

 

仮想空間から現実の世界へ


このような話はすでにネット上の世界で実現されていました。そうセカンドライフなどに代表されるネット上のアバターでのやりとりです。
この仮想空間の出来事が現実世界に飛び出そうとしています。私たちが本当に肉体の物理的な制約を超える日が近いのかもしれません。


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