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【東京五輪】扇をデザインした東京五輪エンブレムがかっこいい件


東京五輪のロゴ

扇をデザインに使用した自主制作の東京五輪のエンブレムがネット上で絶賛されています!

盗作疑惑が浮上している佐野研二郎氏の東京五輪エンブレム問題ですが、「文句だけならだれでも言える」とあるデザイナーにより自主制作されたエンブレムが話題になっています。このエンブレムを作成したのはスペイン在住のかんかんさん、勉強兼ねて制作したとのことです。

このデザインに対し、ネット上では「日本をイメージしやすい」「かっこいい!」と絶賛されています。確かに扇は末広がりで縁起がいいし、

日本古来の伝統の道具としてスポーツの応援にもよく使われています。回転した扇が「桜の花びら」に変化するアニメーションまで想定されています。
このデザインはインパクトもあって本当にいいですね!グッズ化して実際の応援にも使用できそうです。もしグッズ化されたら東京五輪の名物として売り上げNo.1になるのではないでしょうか。

 

なぜ素人にはよくわからない”優れた”デザインが採用されるのか?

今回の盗作疑惑で採用されたエンブレムを見て、「そんなにいいデザインか?」と思った方は少なくないはずです。私もそう思います。しかし佐野研二郎氏のデザイン(色々な意味で本人がデザインしたものではないといわれていますが)は”デザイン”業界にて「優れている」として採用されています。

うん、なにがいいのか素人にはわからないですね。かんかんさんが作成したデザインのほうがわかりやすくてかっこいいですね!

しかしデザイン業界のお偉い人たちに言わせると「素人にはこの良さはわからない」となるのでしょう(笑)。以前、新国立競技場のデザイン選考についても書きましたが(【歓迎】新国立競技場の建設計画(デザイン)を白紙に!)、こういったデザインの選考においては一般素人の感覚を無視した「その業界で有名な優れていると”言われている”人」の意見が採用されやすいですね。その業界で有名な偉い人が言えば、そのデザインは優れている?

アホかと!

その業界内でガラパゴス化されたテクニックを駆使しているだけでしょう。それがその業界の人たち”だけに”うけるのであって、絶対値としての洗練されたデザインからはかけ離れています(と思います)

選考する人を決める人も、自分の保身のためにその業界で有名な偉い人を選考委員に選びます。なぜかというと、その業界で有名な人が選んだのだから優れているに違いないと、周りから文句を言われないからです。そして我々大多数の一般人にはよくわからないデザインが採用される悪循環なのですね。いい加減、このよくわからないデザインが採用される過程を抜本的に見直す時期が来ていると思います。

 

みんながいいと思うデザインを

業界の論理で”優れている”とされているデザイン(実際には優れていない)よりも、みんながいいと思うデザインにすればいいと思うのですよ。一体だれのための東京五輪なんですかね。「素人にはわからない」ではなく、素人のかっこいいと思う感覚が普遍的なかっこよさであり、大多数の意見なのです。

いまはそのみんながいいと思うデザインを選べるだけの環境が整っています。昔はみんなの意見を聞く環境がなかったですが、いまはネット環境があります。ネットで投票制にすればいいんですよ。そのほうが盛り上がるし、「自分たちが選んだ」エンブレムは愛着が湧くと思います。

密閉された会議室で決まったものは単なる押し付けなんですよ。

本当に優れたものが選ばれる世の中になっていってほしいものです。

 


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