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IT業界への転職時における面接対策【完全版】~質問編~
管理人の「若手の虎」です。お疲れさまです。
IT業界で転職する際に、最も緊張する瞬間、それが面接ですね。システムエンジニアやプログラマーはバグに対する扱いは慣れてますが(笑)、面接みたいに複数人から自身のキャリアや希望について質問されるのは慣れていません。
面接なんて私みたいに障害やバグで毎日上司や顧客から詰められているエンジニアにとっては屁の河童なんですが、こういうことに慣れていない人にとっては苦手意識がどうしてもあると思います。
せっかく技術ある優秀なエンジニア諸君が、面接でうまく答えられずに失敗するのは忍びないです。
そこでこのページでは、IT業界への転職の合否を決める重要なイベントである面接対策を解説します!
IT業界への転職時における面接の流れ
IT業界での転職時における面接といっても、その流れは通常の転職面接と大差はありません。ただしもちろん質問内容や答えはIT業界特有のものになってきます。
面接官が現場の人間だったときには、担当してきたプロジェクトの話題や、プログラム言語のことで盛り上がることもしばしばです(笑)
面接の対策と言うのは質問を卒なくこなしつつ、いくつか話を盛り上げるというのがすべてです。IT業界では特にエンジニアあるあるや炎上プロジェクトネタを持ってくると盛り上がりやすいです。もちろんその炎上プロジェクトをいかに切り抜けたかということを通して最終的には自身のスキルや能力を認めてもらわなければいけませんが・・・
IT業界での転職面接における流れは以下の5ステップであることが多いです。
- 自己紹介
- 自己PR
- 転職理由
- 志望動機
- 逆質問
順を追って説明していきましょう。
(ⅰ)IT業界での転職面接の流れ~自己紹介
必ず最初に聞かれる質問です。これはどの面接でも一緒ですね。
「初めにX分くらいで自己紹介をお願いします」
なんて聞かれることが多いです。ここで重要なのはX分以内という制約です。基本的にはこのX分に合わせて自己紹介のパーツを組み合わせて話せばOKです。
名前から始まり、これまでの経歴や自身が経験してきた仕事内容を簡潔に伝えましょう。もちろん「X分以内に」と「簡潔に」ということを意識してください。よく言いたいことをすべて言いたいために長々と聞かれてないことまでしゃべりだす人がいますが、これは完全にNGです。
エンジニアなら障害報告をしたことがあると思いますが、これと同じで事実を正確に伝えることがいいとは限りません。エンジニアなる調べた知識をすべて伝えたい気持ちは非常にわかるんですが、そこはぐっとこらえて相手を意識してしゃべりましょう。適度に面接官が聞きたくなるポイントを敢えて作っておくのがコツです。
面接官も会話を盛り上げようとしたいはずです。そのため面接官は質問のしどころ考えながら聞いています。ここで論理的に破綻した内容をしゃべるとそこに食いつかれてしまいます。それはどちらにとっても不幸です。
ここで好意的な食いつきポイントを用意しておくことが重要なのです。
(ⅱ)IT業界での転職面接の流れ~自己PR
これも必ず聞かれる質問です。
「それでは自己PRをお願いします」や「あなたの強みについて教えてください」みたいな聞き方をされることが多いです。
新卒採用の就活時によく「自己分析」(笑)しろみたいに言われたと思いますが、自己分析とかいうアホみたいなことに時間を使わないでくださいね。エンジニアなら論理的に、そして戦略的に面接を攻略しましょう。(大体20年、30年生きて自分のこともわからないようではもう終わってますよ・・・)
自己PRは相手のほしいスキルや経験に合わせて、自分の経験や強みをそこに寄せていくのです。
こと転職業界においては”マッチング”がすべてです。応募企業の求人内容に沿った人でなければどんなにすごい経歴を持っていようが採用されません。そこを勘違いしている人が非常に多い!
特にIT業界での転職ではその傾向が顕著です。そこはよく求人内容を見て応募する必要があると言い換えることもできます。経験豊富なプロジェクトマネージャーがほしいのに、凄腕のPHPエンジニアが来ても採用されないですよね。
つまり自己PRの時間は応募企業が「ほしい!」と思ってるスキルや経験を「私は持ってます!」とアピールする場なのです。
自己分析(笑)をした結果のよくわからない強みをしゃべっても意味ないんですよ。
(ⅲ)IT業界での転職面接の流れ~転職理由
転職での面接では必ず聞かれるのが「転職理由」です。
ここも戦略的に”大人の対応”をする必要があります。
転職理由は様々だと思いますが、大抵の場合「給料が低い!」「残業が多い!」「上司がくそ!」みたいなネガティブなものが多いと思います。しかしそれをはっきりと前面に出してもいいことはありません。
こういうネガティブなことばかり言っていると「コイツはつらいことがあるとすぐに転職しそうだな・・・」と思われる可能性大です。
しかし面接官もその辺はわかってますから綺麗ごとだけにならないように細心の注意を払って、バランスをとることが必要なのです。それはつまりポジティブ⇒ネガティブ⇒ポジティブがいいバランスだと思います。
どういうことかというと、「いまの会社はこの辺がやりがいがあったが(ポジティブ)、ここがいまいちなので(ポジティブ)、それを変えようと転職を希望した(ポジティブ)」といったイメージです。最後のポジティブどころが応募先に求人内容にマッチングしているとベストです。
綺麗ごとばかり言ってネガティブさがないと「そんなにいいのなら、転職しなくてもいいのでは?」と思われてしまいます。
(ⅳ)IT業界での転職面接の流れ~志望理由
これも必ず聞かれます。
ここは熱意がものを言います。
事前に応募先の企業をしっかりと研究して、なぜその会社を選んだのかを自分の言葉で話せるようにしておきましょう。これがホームページに載っているような定型文のような特徴では、面接官にもいまいち伝わりません。
企業の内部情報をしっかり仕入れて対策を行いましょう。一番いいのはその会社で働いている人の話を聞くことですが、知り合いがいない場合は転職エージェントを利用しましょう。転職エージェントはその企業の内部事情に詳しいので教えてくれると思います。もしかしたらその企業に転職した人を紹介してくれるかもしれません。
特におすすめなのはその会社だけのあるあるを絡めることです。あるあるネタというのはどこでも爆笑必須なので、盛り上がるのと同時に「よく調べてるなー」と思わせることが可能です。
(ⅴ)IT業界での転職面接の流れ~逆質問
転職面接の最後は必ず「何か質問はありますか?」と聞かれます。
この逆質問を用意してなくて、失敗したという残念な人が結構多いのです。
たかが最後の質問といえど、最後の印象というのは非常に重要で、この質問次第で面接全体のイメージを決定されると言っても過言ではありません。
ホームページを見れば誰でもわかるような情報を聞いてしまうと「そんなに調べてないんだなコイツ」と思われてしまいますし、給料や待遇面のことを聞いたら「こいつは仕事の内容よりもお金のことしか興味ないんだな」と思われてしまいます。
と思うかもしれませんが、ここでは当たり障りなく、面接官がしゃべりやすい内容を聞いておけばOKです。例えばオフィスの昼飯事情とかが鉄板です。働く具体的なイメージを持ちたいポジティブな質問であり、面接官もしゃべりやすい内容です。最後はお互い笑って終われるのがベストです。
まとめ
IT業界での転職における面接時の対策を解説しました。
IT業界での転職面接といっても流れは通常の転職と変わりません。
- 自己紹介
- 自己PR
- 転職理由
- 志望動機
- 逆質問
しかし話す内容や質問される内容は、IT業界に関する話になってきます。重要なのは「俺スゲー」アピールだけでなく、面接官も楽しませることです。そして転職面接ではマッチングが命です。求人内容をよく分析して、自身のスキルや強みをそこに寄せていく戦略が必要となってきます。