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【業界研究】IT業界のイメージや展望は?現役システムエンジニアが業界の未来を語る!
管理人の「若手の虎」です。お疲れさまです。
これからIT業界に転職しようとする人も、すでにIT業界で働いている人も。IT業界にどういったイメージをお持ちでしょうか?
一昔前は3K(キツい、キビシい、帰れない)などと言われたものですが、すでにその時代は終わりました。いまやITは企業ビジネスと切っても切れない関係となり、IT技術者の需要はますます高まっています。
そのため業界の平均年収や求人数は右肩上がりを続けていて、将来なりたい職業のランキング入りするほどになっています。それもそのはず、IT技術者は”技術”を持っているので、転職市場において最高のステータスとなります。安定性の塊のような職業なのです。
業界問わず必要とされる人材、それがIT技術者です。
今回は大手SIerでシステムエンジニアとして働く管理人がIT業界のイメージや展望など、業界の未来について語ってみます!
IT業界のイメージは?
一昔前までIT業界のイメージはそこまで良いものではありませんでした。
業界で働く人のイメージはまさに3K(キツい、キビシい、帰れない)・・・これは確かにそうでした。難しい仕事やスケジュールの短いプロジェクトが多く、ITをわかっていない人たちが管理していたこともあり、現場は相当大変なものでした。特に炎上プロジェクトと呼ばれる現場では、まさに労働時間が長く、家に帰れないエンジニアがたくさんいたのです。
しかしエンジニアという人たちは責任感が強い人が多いので”何が何でもやり遂げる!”という強い信念や意思で、こういった大変な仕事をやり遂げて成長していったものでした。私の独断と偏見ですが、IT業界のエンジニアってちょっとMっぽいんですよ(笑)厳しい環境や辛い仕事をしているときほど燃えてくるって感じの人が多い気がします。
この3Kは特にITバブルと呼ばれた頃が絶頂期でした。2000年代ですね。
2000年代はIT企業が増え始めたころです。この頃は高まるIT需要に対してIT技術者は足りておらず、さらにIT技術者の”価値”もまだそこまで認められていない時代だったこともあり、IT技術者は言い方は悪いですがこき使われていたのです。
しかし時代は2010年代に入って劇的に変わりました。
社会の仕組みや企業のビジネスはもはやITとは切っても切り離せない関係となり、何をするにもIT技術の恩恵なしにはやっていけない時代となりました。
それに伴いIT技術者の”価値”は社会や企業から改めて認められて、IT技術者は社会や企業にとって不可欠な存在となっています。それはそのままIT技術者の待遇の向上に繋がっています。
IT業界全体の2015年の平均年収は約573万円となっています。これは様々な職種の中でもかなりの高待遇です。
そしてIT技術者の待遇改善に大きく貢献したのが、IT技術の向上です。生産性の向上とも言い換えることができます。
どういうことかというと、システムの作り方が整備されてきたということです。昔は一つ一つの処理をすべて一から書いていたものを、いまでは関数やAPIといった形で簡単に難しく便利な機能を利用することができます。これはプログラミング言語の進化でもありますね。
そしてWEBアプリケーションを作る際にはApacheやJbossと呼ばれるフレームワークを利用することでWEBサーバーとしての機能を一通り利用することができるようになりました。これはつまり家を作ることに例えるならば土台や基礎がすぐに用意できて、必要な部品はいくらでもある状態なのです。
あとはそのシステムのコアとなるオリジナルロジックを作るだけでWEBアプリケーションが完成します。もちろんそのオリジナルロジックが、そのシステムやアプリケーションに何をさせるかという部分なので一番重要なわけですが、エンジニアはそこに注力できるようになったのです。これは総労働時間の削減にかなり貢献しました。この傾向は今後も続くでしょう。
IT技術者は素晴らしい!
このようにIT技術者の需要は高まり続けています。
何よりも”専門性”や”技術”が身につくので、どんな業界や企業に行っても活躍することができます。
私はこんな最強の職業はほかにないと思っています。
ちなみに2017年にソニー生命が行った男子中高生がなりたい職業アンケートにおいて、IT技術者はなんと1位となっています。
まあ将来性や安定性、そして面白さを考えたら当然の結果かもしれません。
高い専門性で待遇もいいし、これからも進化が著しい業界はIT業界しかありえません。
なによりITってわくわくしませんか?
IT技術の進歩によって20年前では考えられないようなことも可能になっています。この進歩の最前線で戦えるということはそれだけで面白いです!
まとめ
現役のシステムエンジニアが現在のIT技術者の置かれる環境やイメージについて解説してみました。
IT技術者の需要は高まり続けていて、待遇も改善され続けています。
ITは社会や企業のビジネスにとってなくてはならない存在となっているので、この傾向はこれからも続くと思います。