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IT業界への転職希望者が事前(入社前)に確認しておくべき5つの事項
管理人の「若手の虎」です。お疲れさまです。
IT業界への転職希望者は事前(入社前)に必ず確認しておくべき事項があります。こういった事項をきちんと確認せずに勢いだけで転職を決めてしまうと、「実はブラック企業だった・・・」「こんなはずじゃなかった・・・」ということになりかねません。
そこで今回はIT業界への転職希望者が事前にきちんと確認しておくべき事項をまとめてみました。ぜひ参考にしてください!
IT業界への転職希望者の特徴
IT業界の転職市場は現在、かなり活発な状況にあります。IT業界はつねに人材不足のため、IT期企業各社が優秀な人材を求めているのです。
そのため選ばなければ意外とすんなりうまくいくのがIT業界での転職なのです。
IT技術者はIT動向には詳しいし、興味あるのですが、こと転職においては「突っ走る」傾向にあります。これは私もIT技術者の端くれとして非常にわかるのですが、「とりあえず試してみて(やってみて)判断する」というような比較的前向きな思考の方が多いです。
そのため、給料が良いからと適当に選んだ会社の選考を受けて、なんか受かっちゃったからとりあえず入社してみるか!と楽観的に考える人が非常に多いのです。私はこうしたIT技術者の性格は好きですし、このなんでも”やってみる”という文化がIT業界だと思ってます。
しかしこと転職市場において、それはとても危険なのです。
未確認が招く不幸な現実
それでは転職する前に確認しておくべき事項をきちんと確認しないとどのようなことが起こるのでしょうか。
私がよく聞く話では、
などなど。確認を怠ったばかりに勢いで転職を決めてしまい、不幸な現実を目の当たりにする人が多いのです。
もちろん現在IT業界は非常に活況なので、大抵の企業はまともな会社だと思います。ただ数が多ければ多いほど、”まともじゃない”企業や”合わない”企業が多いのも事実です。
そんなアンマッチな企業に間違って転職しないためにも、転職においては慎重に転職先企業を吟味する必要があります。
ただしもちろん「えり好みしている状況ではない!」という人もいると思いますので、あくまで参考情報となります。
それでは具体的に事前に確認しておくべき事項を紹介していきましょう。
①入社した場合、どこでどんな仕事をすることになるのか
意外と一番重要なことである、場所と仕事内容を確認しない人がいます。
なぜこんなことが起こるのかというと、面接官は「当然そんなことわかってるよね」という思い込みがありますし、転職希望者は「この募集要項ならばこんな仕事をするはず」と思い込んでいるからなのです。
そのため一度もきちんと面接などの場において確認しないとすれ違ったまま入社ということになりかねないのです。
特に多いのが働く場所です。
働く場所というのはサラリーマンにとって結構重要事項なのですが、いざ入社となって
みたいなこともあるといいます。もちろん募集要項に勤務場所が記載されていることが多いですが、記載されていないところは要注意です。遠隔地での勤務が前提のため意図的に隠している悪質な企業も存在するといいます。
また仕事内容はきちんと確認しておくべきです。募集要項にある程度記載されていることが多いですが、書類上の文字なんていくらでもごまかせたり、曖昧に書くことができるのはみなさんご存知の通りです(笑)
顧客に障害報告書を出さなければいけないときにバカ正直にすべてあるがままに記載する人はいないですよね。それと同じで募集要項なんて上辺だけの表現が記載されているだけで、具体的に確認しないと認識相違が発生するのです。
②入社後にアサインされる予定のプロジェクト状況
IT業界では炎上プロジェクトに投入するために、人を募集することがよくあります。
最近、某銀行系のプロジェクトで”優秀なPM募集”とかいったふざけた募集案件が長々と出ていたことがあります。これはIT業界に勤めるものなら誰もが知ってる有名な炎上案件で、破格の待遇だったのですが応募する人はそれなりに覚悟が必要な案件でした(笑)
そもそもPMを外部から募集する時点で相当ヤバイ案件だということがおわかりいただけると思いますが、炎上していることがわかっていて参画するならばそれなりに炎上耐性がある人でないとやっていけないことは容易に想像できます。
そのため自身が入社した場合にアサインされる予定のプロジェクトがどんなものでどんな状況かはきちんと押さえておくべきです。勢いで決めてしまうと必ず後悔します。
ちなみに私も炎上プロジェクトに参画したことがありますが、毎日終電帰りで結構きつかったですよ(笑)ただそのときのプロジェクトは炎上していましたが、なぜかみんな雰囲気は明るかったので、きつい以上に盛り上がってたので麻痺してましたが・・・
もちろん炎上プロジェクトに参画して、かなり実力が上がったと感じますが私生活を犠牲することになるので、やはり覚悟は必要です。
そして一番気を付けなければいけないのが、ブラック企業は”炎上しているプロジェクトである”ということすら隠してきます。転職希望者は審査される側であることから立場が弱いので、企業側に事実を隠されていたらなかなか厳しいのです。
そんなときは応募企業がブラック企業でないかはきちんと把握しておくべきでしょう。
③応募先企業がブラック企業の匂いがしないか?
やはり転職しようとしている企業がブラック企業でないかはきちんと確認しておくべきです。
もちろん誰もが知っているような有名企業に応募するならば話は別ですが、IT企業にはベンチャー含めかなり裾野が広い業界です。そのためあまり一般には知られていない優良企業がたくさんあることも事実です。
しかしそれと当時にブラック企業も確実に一定数存在するのです。
ブラック企業に間違って転職してしまうと、かなり劣悪な環境ですぐに再度の転職をしなければいけなくなるか、”洗脳”されて感覚がマヒしていくかのどちらかとなるでしょう。優秀なIT技術者がブラック企業の食い物にされるのはとても不幸なことです。
転職する場合はより慎重になることをおすすめします。
IT業界におけるブラック企業の見分け方はこちらの記事に詳しくまとめています。
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④勤務・労働条件(給与、休暇、勤務時間などなど)
まあ給料は当然聞くとして、なかなか聞けないのが勤務時間ですよね。日本人の美徳なのですが、あまり自己主張するような質問はしないことが多いです。
特に残業時間などはマイナスイメージに捉われる恐れがあるので聞きづらいものです。
そしてIT技術者は朝に弱い人が多いですから(笑)、始業時間はきちんと確認しておくべきです。
こういった質問はストレートに聞かないで例えば「社員のみなさんは何時頃に帰ることが多いですが?」と間接的に聞くのがよいでしょう。面接を担当しているのが人事だった場合は正直に答えてくれると思います。
逆に間接的に聞いたにも関わらず、曖昧に答えたり、ごまかしたりしたら怪しいです。
⑤自分に期待されていることは何か?
最後に自分に期待されていることは何かそれとなく聞いてみましょう。
これは仕事内容にも直結しますが、企業側の求める人材と本人の希望のミスマッチほど悲しいものはありません。
入社後に「なんか違うなあー」のNo.1がこの理由です。ここを曖昧にしたままで進むことは双方にとって不幸なのです。
自身に求められている役割が明確であれば、入社後に迷うことはないですよね。力も発揮しやすいというものです。
まとめ
IT業界への転職希望者が事前に確認しておくべき5つの事項を紹介しました。
日本人は空気を読むというすばらしい文化があるので、きちんと確認しないまま進むということがたまにあります。
転職市場においては一つの思い込みや勘違いが、重大なミスとなりかねないので、ここは慎重に見極めていきましょう。