IT転職「虎の巻」～IT業界に転職する前に読んでほしい転職に必要な準備編～

IT転職「虎の巻」～IT業界に転職する前に読んでほしい転職に必要な準備編～

管理人の「若手の虎」です。お疲れさまです。

 

転職活動を決意した人が最初に行うことは”転職の準備”です。

転職準備の前に必要な転職の心構えはこちらから。

IT転職「虎の巻」～IT業界に転職する前に読んでほしい転職の心構え編～

Contents1 IT転職「虎の巻」～転職する前に読んでほしい転職の心構え編～1.1 転職の心構え①～転職の目的をはっきりさせる1.2 転職の心構え②～目的を達成したと言える基準を明確にする1.3 ...

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IT業界で転職を初めて行う人にとって、転職活動を始めよう！というときに気になるのはどのような準備が必要なのかということです。

転職活動はただ次の会社に入ればよいというわけではありません。

いまの会社を辞める手続きであったり、転職活動をするための時間の確保、転職活動のコツなどたくさんの考慮すべき事項があります。

このページではそんな転職活動に必要な準備について解説したいと思います。

 

転職の準備①～いまの会社の就業規則を確認する

さあこれから転職活動を始めよう！と思ったらまずはいまの会社の就業規則を確認しておきましょう。

就業規則なんて見たことない人がほとんどだと思いますが、実は就業規則にはきちんと退職に関する規定が記載されています。

転職活動を計画的に進めるためには、退職に関する規定は必ず読んでおきましょう。

 

特に退職願いを出してから退職までにどれくらいの日数が必要なのかは重要です。いざ転職が決まって、会社を辞める日を検討し始めてからでは遅いのです。転職先から「いつから働けますか？」と面接で聞かれることもあるので、いつ辞められるかというのはいつも確認しておく必要があります。

ただ法的には、就業規則に何と書いてあろうが退職の意思表示を行ってから２週間後には退職することが認められています。

（期間の定めのない雇用の解約の申入れ）

民放第627条

1. 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

（出展：Wikibooks）

そのため、いくら会社がなんと言おうが、就業規則にどう書いてあろうが、「退職する意思」を伝えてから2週間後にはやめることができます。

 

しかしだからといって今の会社の退職を強行したのでは、今の会社にも迷惑を掛けてしまいます。

”立つ鳥、跡を濁さず”といいますが、転職する際には必ず円満退社することがベストです。

 

様々な事情により円満退社できない場合もあると思いますが、円満退社できるのに、それを目指さないのはもったいないです。

円満退社するためも修行規則をきちんと守って、退社を行うことが必要なのです。

 

退職の手続きをきちんと確認しておけば、安心して転職活動を行うことができますよ！

 

転職の準備②～時間とお金を準備する

転職活動にはある程度の時間が必要です。

在職中に転職活動を行うならば、転職活動を行う時間は限られてきます。

 

このサイトを見ているような優秀なエンジニアは現場で大活躍していると思いますから、そう簡単に時間を作るということはできませんよね。

さらに転職活動は会社に知られないように行うのが基本ですから、転職活動しているなんていう理由で早帰りなどはできないわけです。

 

そのため就業時間を変えずに転職活動を行う必要があり、それ以外の時間から転職活動を行う時間を捻出しなければなりません。そうなると自然と就業前と就業後、そして土日ということになります。

趣味の活動で土日を使っているような人は、転職活動中は趣味の活動をセーブする必要があります。

また早朝や帰宅後に転職活動を行う人は、家族の協力が必要となってきますね。

 

このように今の生活に対する影響を最小限にできる時間を考えて、準備を始めましょう。

 

そして次に見逃せないのが転職活動にかかるお金です。

転職活動には主に以下のお金が必要と言われています。

特に遠隔地で就職したい場合は注意が必要です。

面接に一度行くのにも交通費が掛かります。

ほとんどの企業の場合、面接に必要な交通費は負担してくれません。当然自己負担です。

 

リクナビの調査によると、転職に必要だった費用のうち、予想外の出費は交通費だったそうです。

こうした予想外の出費を十分にまかなえるだけの備えをしておいたほうがいいですね。

 

また色々な理由ですでに退職している場合は、転職先が決まるまでの間の生活費が必要です。

離職している場合は転職活動に使える時間がたっぷりあるというメリットはありますが、その間の収入がないので、計画的に行う必要があります。

 

このように転職には色々とお金が掛かります。きちんと貯蓄している人はまったく問題ないと思いますが、貯蓄がないという人はある程度貯めてから転職活動を行ったほうが良いでしょう。

 

転職の準備③～転職スケジュールを立てる

転職活動を行う上でスケジュールを立てておくことは非常に重要です。

システムエンジニアならば、プロジェクト計画においてスケジュールを立てることが最も重要なことは理解できるでしょう。

無理なスケジュールを立てるとプロジェクトは炎上しますし（笑）、スケジュールを立てないといつまでたっても完成しません。

 

これは転職活動を行う上でも同様です。

転職活動で無理なスケジュールを立てると満足のいく結果は出せないですし、スケジュールを立てて、計画的に行わないといつまで経っても転職はできないでしょう。

 

基本的には転職活動は３か月が必要と言われています。

無理なく、満足の行く活動を行うのに必要なのが３か月なのです。

ちなみに一般的な企業において、初回の面接から内定が出るまでに平均で2ヶ月はかかると言われています。

（出展：リクナビNEXT）

これを見ればどんなにがんばっても3ヶ月はかかるという理由が理解できると思います。

３か月間は死ぬ気で頑張ると思えば、現業を行いながら転職活動を行う大変な時期も乗り越えられるでしょう。

 

ちなみに私はシステム開発の現場において見積もり工数300MM（人月）のプロジェクトで、顧客から「300人いれば1ヶ月で終わるんですね？」と言われたことがあります（笑）

どんなプロジェクトでも、それを完了させるのに適正な期間・スケジュールというものがあります。

急いでタスクをこなしたからと言って、それは早まるものではありません。

 

 

次にシステムエンジニアやIT技術者が転職スケジュールを考えるにあたって重要なのは転職活動を開始する時期です。

思い立ったが吉日とは言いますが、ある程度時期は考えたほうがいいです。

 

特にエンジニアの場合、ほとんどの人がプロジェクト型の仕事をしていると思いますので、引き継ぎなどが必要なく、現場に迷惑を掛けることのない退職の時期を検討しましょう。

理想はプロジェクトが完了する３か月前に転職活動を開始することです。プロジェクト終了と同時に転職することができれば、めちゃくちゃ綺麗ですよね。これは美しいソースコードを見るのと同様です（笑）

 

炎上しているプロジェクトでなければ、プロジェクト終了の直前３か月というのは落ち着いているはずです・・・はずです。重要なことなので２回言いました（笑）

 

転職の準備④～自身のキャリア・スキルを棚卸ししよう

転職活動で問われるのは自身のキャリア、すなわち実績です。

新卒採用の頃はあなたの将来性がメインで審査されていましたが、こと転職活動においては実績がものを言います。

 

優秀なエンジニアというのは、半年もプロジェクトにいれば現場で何かしらの実績をあげているものです。

そんな語れる実績やキャリアがない人は企業も採用しないでしょう。

 

そのため、転職活動を行う前に必要なのが自身のキャリア・スキルの棚卸しなのです。

 

例えば自分が携わってきたプロジェクトの具体的な内容。そしてそのプロジェクトで果たした自身の役割、実績などです。

具体的なシステム開発における開発言語や使用したフレームワーク（SpringやAngularなど）も把握しておいてください。転職活動では具体性が求められます。

 

もちろんプログラムメインのエンジニアであれば、自身が扱える言語も必要です。

希望企業の募集職種がRuby技術者を求めているのに、Javaしか扱えなかったら話にならないですよね。

 

転職の準備⑤～転職エージェントに登録しよう

ここまでくれば転職活動を開始する準備が整いました。

IT業界で満足の行く転職を行うためには転職エージェントの利用は必須です。

さっそく転職エージェントに登録して転職活動を開始しましょう。

 

転職エージェントって何という方は以下の記事を参考にしてください。

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転職エージェントとは、転職交渉の代理人と考えてください。

我々システムエンジニアやプログラマーは、システムのプロであっても、転職のプロではありません。

 

餅は餅屋にまかせたほうが絶対に効率的です。

もちろん優秀なエンジニアであればネットや書籍で情報を仕入れて、ある程度の知識は身につくと思いますが、何より転職エージェントを利用すれば時間が短縮できるので、希望会社の生の情報を手に入れることができます。これはネットや書籍では絶対に手に入れられない情報です。

IT業界で満足のいく転職活動を行いたいならば転職エージェントを利用しましょう。

 

また転職エージェントや転職サイトを利用すると、自身の市場価値を知ることができます。

市場価値とは、自分のキャリアやスキルであれば、通常得られるであろう適正年収のことです。

この市場価値を知っているのと知らないのでは、年収の交渉の仕方が変わってきます。

 

転職の準備⑥～スキルを磨く

ここまで転職の準備をしてみて、自身の希望年収や希望職種をかなえるのが難しいことがわかったら、まずスキルを磨くことも一つの手段です。

特にプログラミングスキルは簡単にスキルアップできる有効なツールです。

（もちろんITエンジニアとしての経験がある人にとっては”簡単に”という意味です）

 

最近はプログラミングスクールなどが数多く存在し、働きながらでもプログラミングスキルは身につけることができます。

しかもそういったプログラミングスクールを卒業したという実績は、意外とIT業界での転職において有利に働きます。

本気で就きたい職種がある場合や、キャリアアップを狙っている人は、まずプログラミングスクールに通ったり、IT系の資格を取得することも、転職への近道となるかもしれませんね。

 

IT業界での転職で求められるスキルについてはこちらから。

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転職の準備⑦～書類・面接対策を行う

ここからはテクニック的な話です。

優秀なエンジニアはシステムを作るのは得意かもしれませんが、自分をアピールすることは苦手が人もいます。

そんな人はぜひ書類・面接対策をしてほしいと思います。

 

優秀なエンジニアが書類や面接のせいで、実力はあるのに、転職に失敗することは本当にもったいないです。

転職活動にはある種、コツのようなものがあります。

それを知らないといくら優秀なエンジニアであっても、面接で落とされる可能性は十分にあります。

（なんといっても面接官は技術者とは限りません）

 

そのためまずはこちらの記事を読んでほしいと思います。

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次に書類・面接対策はこちらの記事を参考にしてください。

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まとめ

IT業界で転職活動を行う前に必要な準備を解説しました。

転職活動は準備が命です。この準備を怠ると満足のいく結果は得られません。

このページに記載した準備をきちんと行ってから、万全の体制で転職活動を始めましょう！