Facebookが”いいね”に代わる新たなボタン、その名も”共感”ボタンの試験運用を開始するそうです。
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”いいね”👍といえばFacebook!このボタンの登場はSNSの人気を加速させましたね。
それまでは友達の投稿を見て、何かしら「見たよ!」ということを伝えるにはコメントを残す必要がありました。
これはこれで書いたほうにとっては励みになるんですが、コメントを残すっていうのは多少ハードルが高いのも確か。そこに登場したのが”いいね”ボタンでした。このボタンはワンクリックでお手軽に「見たよ!」と「この投稿いいね!」を伝えることができます。
私もこの”いいね”ボタンが登場してからというもの、知り合いの投稿に気軽に”いいね”してますよ。それまでは結構、コメントを残すほどでもない投稿は申し訳ないですがスルーしていました。でもこの”いいね”ボタンはなんかいい意味でハードルが低いんですよね。あまり親密な間柄でもないときなどは、コメントを残すのにも多少の心理的な壁がありますが、”いいね”だったら押すことが出来て、”いいね”するほうも”いいね”されるほうもお互いハッピーです。
"よくないね”(dislike)ボタンの採用は消極的
”いいね”の人気が広まるとともに出てきたのが、”よくないね”もほしいという声です。
まあ”いいね”があるんだから、その逆の”よくないね”があってもいいですよね。まあ例えばなんか悪いことがあったことを嘆くような投稿があったとして、その投稿に対して”いいね”っていうことしかできないのはどうなの?ってことですね。
しかしFacebookはこの”よくないね”ボタンの導入には消極的と言われています。
それはおそらく悪影響を懸念してのことでしょうね。”いいね”ではなくて”よくないね”ですから、それは言い換えれば否定やネガティブな意見の表明になるわけです。”よくないね”といってもいろんな意味にとれますから、自分がいいと思って投稿した内容に対して本来の否定を表わす意味での”よくないね”ボタンが押されたらいい気持ちはしませんよね。
さらにネット上でのいじめにつながる可能性もあるかもしれません。おそらくこういったことを懸念して、Facebookは”よくないね”ボタンの導入には消極的だったのでしょう。
そこで満を持して登場するのが”共感”(empathy)ボタン
このような背景もあって、ユーザーの要望が根強い使い方を満たし、かつ否定の表現ではない”共感”ボタンの試験導入に踏み切ったというわけですね。
なかなかいいのではないでしょうか。例えば悲しい気持ちに”共感”できるようになるというわけです。”共感”ならば相手を否定する表現ではないので、”よくないね”のマイナス面の効果が出ないと考えられます。
まだテスト導入の段階みたいですが、評判がよかったら、”いいね”と同様に根付くかもしれませんね。
Facebookは一時期に比べて、人気が低迷しているといわれています。それはいろいろなSNSの台頭もあり、Facebookの優位性が失われたのかなとも思いますが、まだまだFacebookからは目が離せませんね。
この”共感”ボタンの登場がFacebookにさらなる人気をもたらす起爆剤になるかもしれません。