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セブン&アイHDの鈴木敏文会長が退任!コンビニ生みの親に幕


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セブン&アイHDの鈴木敏文会長が退任!コンビニ生みの親に幕

セブン&アイHDの鈴木会長が首脳人事の失敗が原因で辞任することがわかりました。

鈴木敏文会長はいわばコンビニの生みの親です。いまや絶対王者となったセブンイレブンの生みの親として知られていて、数々のイノベーションを起こしてきました。コンビニのATM設置やPOSシステム(販売時点管理システム)の導入など、この人が作ってきた”当たり前”は本当に多いですよ。

流通業界では神みたいな存在ですよ。独裁的な経営、人の意見を聞かない、イノベーターと呼ぶにふさわしい経営者でした。

 

一つの時代が終わりを告げた

こう表現する関係者が多いようですね。

イトーヨーカドーの取締役時代の1973年に社員15人で始めたコンビニの先駆けが、今や国内に1万8500店に拡大し、売り上げは4兆円にのぼります。

コンビニってあって当たり前の時代になりましたけど、当時は考えられない業態だったらしいです。旧来の小売業の常識にとらわれず、小売業でいち早くPOSシステム(販売時点管理システム)を導入するなど、常に新しいことに挑戦してきた歴史があります。

POSシステムはシステム屋である私にも縁があります。情報を武器にした経営の先駆者でもありますね。いまでこそビックデータが流行ってますけど、情報の”価値”にいち早く気づいていたともいえるでしょうね。

 

そして鈴木会長を語る上で外せないのがATMの導入です。

 

人の意見を聞かない独裁的な経営がイノベーションを起こす

私たち凡人は、人の意見を聞き、周りに合わせ、うまくやっていこうとしますよね。

それが優秀な人間だと信じています。

でもそれって優秀な会社員にはなれるけど、優秀な経営者にはなれないんですよね。

人の意見なんか聞いてたらイノベーションなんて起こせませんよ。

 

鈴木会長がコンビニへのATMの導入を提案したとき、周りの幹部たちはほとんど反対したそうです。

この当時、周りの幹部たちにはコンビニにおけるATMの必要性が理解できなかった。そりゃそうですよね、今ではコンビニにおけるATMの必要性なんていくらでも説明できますけど、当時はそのライフスタイルがないわけですから、必要性が理解できるわけがありません。

イノベーションは後から理由付けされるものだと思います。

だから事前に理由なんか説明しなくてもいいんですよ。既存の常識では理由が付けられないのがイノベーションなんだから。

社会で生きていくためには、当然人の意見を聞いて、ある程度周りに合わせる必要があります。それが没個性だとしても。。。

でも時には人の意見を聞かないで行動する勇気が必要ということを教えてくれたのが、鈴木会長の生き方だと思います。

いやーしかしコンビニ業界はこれからどうなっていくんですかね。ドンみたいな鈴木会長が退任するわけですから、新しい時代の幕開けとなるかもしれませんね。20年後にはいまでは考えられないことが当たり前になっているかもしれません。

 

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