有給取らないってバカなの?死ぬの?
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日本の有給取得率が先進国の中で最低なのは有名な話ですよね。
何を隠そう私も毎年、有給の上限オーバーしてるんで消えてってますよ(泣)
しかしなんで日本人ってこんなに有給取得しないんですかね?
自分で言うのもなんですが、「バカなの?死ぬの?」って感じです。
今回は社会人の立場から真面目に有給を取らない理由を考えてみます。
世界と比較した日本の有給取得率
(出展:https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/8970/)
こうしてみると一目瞭然ですね・・・
日本の有給取得率は約39%だそうです。驚愕の低さですよね。
社会人になりたての頃は、上限を超えた有給は買い取ってもらえると思ってた(←あほw)んですが、ただ消えるだけって聞いて驚いた記憶があります。つまり有給はただの権利であって、取らないのもまた自由だということですね。
そしてこの図を見るとやっぱりヨーロッパとか諸外国は有給取得率が高いですね。フランスやブラジルなんか100%ですよ。休みすぎとか思っちゃうのは日本人だからなんでしょうね。
日本はそもそも有給休暇の付与日数は少ないのか?
日本の有給休暇取得日数が少ないというのは、日本の有給付与日数が少ないからではと思われるかもしれませんが、まったくそんなことはないんです。
年間の平均で18日付与される日本は、世界の中では平均以上となるらしいです。
”与えられてるのに取らない日本”という構図が見えてきますよね。
驚きの有給に関する満足度調査
日本はこれだけ有給休暇の取得率が低いのだから、有給に関する満足度は低いと思うじゃないですか?
でも意外な結果があります。
有給に満足していない人が最も多い国はなんと有給休暇が年に30日付与されて100%消化するフランスなのです。およそ90%の人が満足していないという調査結果もあるようですよ。
これだけ休んどいて、お前らどんだけ働きたくないんじゃと言いたくなるような結果ですよね。
それに対して日本はなんと有給取得に関して満足していない人は51%という結果だったそうです・・・
なんという国民性、「WHY!Japanese People!!」と叫びたくなりますね。
なぜ日本人は有給を取らないのか?
これはいろんなことが言われていますね。
主な理由はやはり「取りづらい雰囲気がある」からというものでしょうか。
これはねー確かにありますよ!!うちの会社でも。
うちの会社は結構激務で有名なところなんですが・・・休んでる人いるとほんとに冷めた目で見られますよ。だから取ってる人は病気のときくらいですね。
長く働くことが美徳とされる文化ですから、こうなります。
つーか仕事を早く終わらせるインセンティブがないことが最大の問題だとおもいます。
自分の仕事早く終わらせても、いいことないんですよ。うちの会社じゃあ早く仕事終わらせて、早く帰ってると、あいつ暇だなと思われて新たな仕事を振られます。それが別に評価に繋がらないし、ただただ自分の責任範囲が増えて疲弊するだけなんで、早く終わらせられる日でもだらだらと残業してる感じです。
だって夜遅くまでいたほうが、どんな仕事してようが評価されるような会社ですからね。アホですよ、まったく。システム作る生産性、生産性言ってるくせに社員の働き方の生産性はまったく成長しないんですから。
まあそうはいってももちろん仕事は多い会社ですから、有給取ってたら暇だと思われるし、休んだ分どこかで働かなくちゃいけないし、それくらいだったら会社行ってたほうがマシってなるのが今の日本だと思います。
有給買い取ってくれたらいいんですけどね。制度的に有給の買取義務化は労働基準法の趣旨に反するからNGなんだそうです。やってる会社もありますけどね。
買取を義務化したほうが取得率上がると思うよ
この頭の堅いところが日本を象徴してますね。
予想するに有給の買取を義務化したほうが取得率は上がると思いますけどね。
いまは会社からすると「有給取れるんだから取れば?仕事は減らさないけどね」というふざけたスタンスなわけです。
そこで上限を超えた有給の買取を義務化すれば、会社も余計なコストをかけたくないですから、有給を取ることを奨励しますよね。むしろ取らないことが悪になるわけです。そうしたら一気に雰囲気が変わると思いますよ、ほんと。
制度の趣旨に合わないからといって義務化しないことが、一番制度の趣旨を阻害する要因になってるんですからバカなの?って感じです。
政府よ目的のために手段を正当化する柔軟さを持て!!
題名の通り有給を取らないことが「バカなの?」って言われる雰囲気になるといいですね。
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