ブラック企業の社名公表、1年間で1社のみ!効果はあるのか?
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ブラック企業の社名を公表する制度があるのは知ってましたが、今年の5月にようやく1社目が公表されたようですね。
この結果は決してブラック企業が実は少ないということを表していないこと周知の事実です。
ただ制度としては、やはりブラック企業の烙印を簡単に押せるようではハレーションが起きますから難しいところですね。
記念すべき1社目は千葉県の企業「エイジス」
記念すべき公表第一号は千葉県の会社のようですね。記念すべきといっていいのかわかりませんけど(笑。
千葉労働局は5月19日、違法な長時間残業があったとして、棚卸し代行業の「エイジス」(千葉市)に是正勧告書を交付したと発表した。4つの事業所の計63人が1カ月100時間以上の時間外・休日労働をしており、もっとも長い人で約197時間もあったという。
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160525-00004687-bengocom-soci
ホームページ見てみましたけど、結構しっかりしてそうですけどね。棚卸のアウトソーシングを請け負っているようです。
意外ですね・・・
いや何が意外って、第一号はIT企業かと思ってました。
結局のところ、このブラック企業公表制度でいうところのブラック企業って単純に残業時間の多さですからね。残業時間の多さといえばIT企業でしょ。とかいってるとまたIT企業志望者が少なくなるか。
まあ労働基準監督署がどれだけ正確に労働時間を把握してるかって話もありますけど。本当の実態なんか正確には把握できないと思いますよ。
しかしこのブラック企業の公表制度はまだまだ公表される企業は全然少ないですけど、効果あるかもしれませんね。エイジスのホームページのニュースリリースにさっそく、「本日の報道に関するお知らせ」という見出しで、謝罪文っぽいのが出てました。対応早いですね。BtoBとはいえ客商売ですから、その影響を気にしてのものでしょう。
やっぱり仕事を頼む側も余計なトラブルは避けたいですから、ブラック企業として公表された企業はなかなか・・・
ただやはり公表までハードルが高すぎることが今後の課題ですね。
ブラック企業公表が1年間で1社は少なすぎるでしょ
こういった影響の大きさもあって、当然ブラック企業認定は慎重に行わなければならないと思います。
でも1年間に1社はハードル高すぎでしょ。
絶対にもっとブラック企業はありますよ。
ブラック企業の定義を決めるのと、その定義にあてはまっているか調査するのがとても難しいことはわかりますが、これでは実行力が伴ってないですよ。
抑止力を持つためには、やはり一定数以上の数が処罰されないとだめですよね。
ただし、1件出ましたから今後もっと進んでいく気もしてます。0と1じゃ大きな違いですからね。最高裁判所の判例じゃないですけど、1件出たら判例ができますからね、今後同じ基準に合致したものは公表しなければフェアじゃない。
始まったばかりなんで見守っていきたいですね。
それにしても日本人ってどんだけ働くの?
それにしても日本人ってほんとに働くの好きですよね。
ブラック企業が多いのって、過酷な労働条件を押し付けられても黙って働く人が多いのも一理あると思いますよ。
私はもう、会社に人生を捧げるなんて考えは毛頭ないんですが、まだまだこう考えてる人多いんじゃないですかね。
人生何が幸せな生き方なのか考えたほうがいいです。会社なんて人生の中のほんの一部ですよ。
だからブラック企業なんてさっさとやめちゃえばいいんですけどね。まあ新卒で入社以来、ずっとその会社に勤めている私が言えたセリフではないですが・・・
それでも私は自分の力で稼ごうと色々とがんばってますし、その準備が整えさっさと会社辞めますよ。それでいいんですよ。
人生意外となんとかなるもんです!
いまブラック企業に勤めている人は、少し周りに目を向けて、あんまり悩まないでさっさとやめましょう。会社はあなたを助けてはくれませんよ。結局自分を救えるのは自分だけです。
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