食戟のソーマ第132話~第一席の力~のあらすじと感想です!
アニメ化されて大人気の食戟のソーマですが、第一席の司瑛士がついに登場し、月饗祭も盛り上がってきました。今週はどんな展開になるのでしょうか!
前回のあらすじはこちら【漫画】【ネタバレ】食戟のソーマ第131話~あの人を待ちわびて~あらすじと感想
あらすじ
山の手エリアの薙切エリナの店には思いもしない来客が来ていた。そうそれは薙切エリナの父親だった。
一方その頃ソーマと小林たちも山の手エリアに訪れていた。山の手エリアはもう日が暮れてその他のエリアの店がほとんど閉まるなか、営業している店が多かった。そして客層も上流階級の面々が揃っているように見えた。
ソーマたちは山の手エリアに店をかまえる第一席、司瑛士の店を訪れた。そこで紹介されたディナーコースは全9品の”秋の食材の交響曲”。
そこではすでに司が調理を開始していた。「まるで舞台」。その後継を見たものはみなそう表現した。司のまわりだけ別世界のような静けさを保っていた。
店にはテーブルが三卓のみ。司は料理のすべてを自分で行っていたため、3卓が限度だったのだ。恵は「自分に自信がないとすべての作業を自分で行うなんて出来ない」とこぼした。しかし小林によるとそうではなくて、「人にまかせるなんて考えられない、ミスされると思うと心配でたまらない」という理由からなのだという。実際司は極度の心配性であった。
給仕をするスタッフに盛り付けをくずさないように気を付けてと懇願する姿はまさに小林の言う通りだった。
ソーマのもとに運ばれた最初の一品は桜エビを調理したもの。桜エビは春の食材のはず、そう思いながらもソーマは料理を口にする。その瞬間、皿の上でエビが踊りだす錯覚を見た。そう司の料理はすべて食材が生きていた時よりも鮮烈にその姿を想像させるほどであった。「恐るべき料理人」、そう歓声がわく。
しかし当の司は「部屋寒くない?」、「椅子の座り心地はどう?」、「照明は暗すぎない?」と相変わらずな様子。
司の奏でるコース料理は一品一品がリズムを変えつつ、全体の調和は乱れない素晴らしいものであった。コース料理に対し、ソーマは一品で完結する料理とは異次元の難しさを感じていた。
司瑛士の料理は皿の上か自分の存在を消すことをひたすらに突き詰め、研ぎ澄ましたもの、しかしその作業が逆説的に自分を表現することに繋がっていた。そうしていつしか司は世間の食通からこう呼ばれるようになる。
「食卓の白騎士」と。
心配症の司は相変わらず、色々な心配をしていたが、ソーマはあることに気づいた。そう自分の料理の味に関してはまったく心配していなかったのだ。これだけの心配性なのに、自分の料理には絶対の自信を持っていたことに田所は戦慄を覚えた。
司の店からの帰り道、ソーマは高揚していた。「こんな料理の世界があったのか」ソーマは料理の面白さを再認識したのであった。
感想
来ましたね第一席の実力。これはもうすごいとしたか表現できないです。ていうか食べてみたい!!
しかしこの漫画の料理を食べるシーンの表現はほんとにすばらしいですね。なんというか引き込まれるというかなんというか。味というよりは雰囲気に魅了されます。キャラの個性に負けないくらい位、料理の個性が強いってどんだけ表現力があるんだと驚きです。
さて司の料理を目の当たりにしたソーマはどんな成長を遂げるのか楽しみですね。いつかは第一席の司とも食戟をするんでしょうか?
そして来週にはエリナの父親が登場しそうですね。個性派w揃いの一家だけにまた魅せてくれるんではないでしょうか!
来週も楽しみです。