ザ・ノンフィクションが面白い!この名作、実はなんと放送20年!
フジテレビで毎週日曜14:00から放送している「ザ・ノンフィクション」という番組をご存知でしょうか?
ちょっとタイトル画像からは若干怖いイメージですがwそんなことはまったくありません。
毎回異なる主人公に焦点をあて、主に現代の日本を取り巻く社会問題や厳しい世の中に生きる人々が、人生に悪戦苦闘しながらも情熱を持って生きる姿を取り上げています。
これが非常に面白い!
なんだろう?不思議とがんばれと応援したくなる番組で、自分も勇気が湧いてくるような内容なんです。
ザ・ノンフィクション
実は私も今日までは、毎週たまたまテレビを付けたときにやってる番組というイメージしかなくて、思い返せば何回も見てるんですけど、それほど意識して見ていませんでした。
昨日、「せいらの結婚」というタイトルで番組が放送されていたのですが、今日たまたま仕事で同僚と雑談していたら、その「せいらの結婚」の一幕みたいな場面が話題になって、ぼそって「せいらみたいな生き方だな」とつぶやいたんです。
そしたら同僚が「え!昨日テレビでやってたせいら???」と異常に食いついてきたんです(笑。
同僚もたまたま見ていたんですね。そこからせいらの話題で盛り上がっちゃって盛り上がちゃって。。。
あの番組ってよくよく見たら面白いよねという話をしたんですよ。
せいらの結婚
ちょっとせいらの結婚の話が出たんで、そろそろ「せいらって誰だよ!!」という突っ込みが聞こえてきそうなので、説明しておきます。
昨日(3月13日)放送の内容なんですが、せいらというのは沖縄に住む我那覇せいらさん(28歳)のことです。
せいらは音野太志さん(39歳)と婚約中で、夢はハワイでの結婚式。しかしそこに事件が起きるのです。
音野太志さんの職業はライフセイバー。稼ぎ時は当然夏で、今の時期なかなか仕事がありません。さらに夏場も一日働いても日給1万5千円くらい。生活はなかなか厳しいです。そして太志さんにはさらに先輩の保証人となり背負った多額の借金がありました。
それでもせいらとともに貧しいながらも幸せな生活を送りながら、結婚資金を貯めていました。その額36万円。
そんな中、事件が起きます。太志さんが山道を車で運転中、のら犬をはねてしまうのです。
太志さんはそのまま放置するという気持ちと葛藤しながらも、野良犬を動物病院に連れていきます。
なんとか一命をとりとめた野良犬、しかしその手術代は36万円でした。そう偶然にも結婚資金として貯めていた36万円と同額です。
大志さんはその36万円で手術代を支払います。
そのことをせいらに報告すると、せいらは笑って許しました。「そんな優しいところに惚れている」だそうです。
せいらと大志さんはその野良犬を引き取ることにしました。
しかしその飼育はなかなか厳しいものでした。その「マロ」と名付けた犬は脊髄を損傷していて、半身不随だったのです。
そこからせいらはマロの世話にかかりきりになってしまいます。せいらは沖縄民謡をうたう歌手として活動していて、ソロアルバムを出す話があったのですが、マロの世話などで練習がおろそかになり、その話は延期になってしまいます。
番組は最後、せいらのライブに両親がかけつけ、それでもがんばっていこうと締めくくられます。
リアルな人間模様の面白さ
せいらの話は、ノンフィクションの中のたった1話の物語です。
この1話の中にリアルな人間模様が詰まっています。ドラマとは違うリアルな現実を生きる人々の物語です。
人生の厳しさ、楽しさ、悲しみ、怒りなどが凝縮されています。
この物語の主人公は毎回様々な人が登場します。
田舎から状況してきたホストであったり、定食屋の息子であったり。
事実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので、リアルな現実を生きる人たちの葛藤や決断こそが面白い(いい意味でね)と思える番組です。
この番組はなんと1995年から放送されています。根強い人気があることがわかりますね。
ぜひ一度見てみてください。本当に面白いですよ!!
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