就職活動面接スケジュールの迷走っぷりが半端ない!6月解禁なのに内定5割
就職活動スケジュールの迷走っぷりが半端ないですね。
今年(来年4月入社の就職活動)の面接解禁は6月1日だそうですが(笑、去年は確か8月1日でしたね。
日程変更は2年連続になります。もう経団連のばかっぷりが発揮されてますね。
そしてなんと大手企業の面接解禁が6月1日なんですが、その前に内定を持っている学生の割合は5割にのぼるそうです。
これぞまさに現場を混乱させるだけの愚策の典型ですね。
就活面接スケジュールの変更は2年連続
(引用:http://www.yomiuri.co.jp/matome/20150527-OYT8T50128.html)
就活スケジュールの変更は3年前から始まってますね。まずは説明会解禁の延伸から始まり、学生が企業を理解できる期間が短いと相当批判されました。
そして昨年はなんと面接解禁日を8月1日に4か月も遅くするという愚行・・・何がしたいのかよくわかりません。
ちなみに去年はこの愚策のせいで、人材獲得競争が激化して「オワハラ」なるものが問題になったそうです。早めに内定を出す代わりに就活を終わらせることを強要する問題です。
まあこんなの予想できますよね。学生が内定辞退をするっていうのは、辞退される側の企業も、辞退する側の学生もつらいものです。だから内定辞退がなるべく少なくなるようにするのが良策というわけなんですが、まったく逆をいってますね。
そして今年はそれを反省したのか、6月1日に若干前倒ししました。ただ3年前の4月1日に戻すことはないんですね、この辺が反省が足りてないところですよ。
学業優先というけれども
経団連がこの迷走っぷりを始めた理由が、「学生が学業に集中できるようにする」ためとのこと。
もう学生の実態をしらないおじさんたちが何も調べもせず思い込みだけで決めた押し付け策以外の何物でもありませんね。
こんな人たちが経済を動かしてると思うと、残念な気持ちになります。
学生にとって就活というのは、大学生活の一大イベント、そして人生においても最も重要な選択の時期なわけです。つまりこれが後ろに控えていれば控えているほど、学業に集中できないんですよ。それこそ就活優先の大学生活になってしまう。
私も経験したからよくわかります。私は理系の大学院生だったのですが、やはり就活が決まらないと学業に身が入らなかったのを覚えています。そして理系の学生にとって最も学業面で成長するのは研究活動、そして卒業論文(修士論文)なんですよ。
だから研究活動の最も盛り上がり始める8月なんかに就活してたら、ほんとにダメになっちゃいます。経団連のお偉いさんたちはこれが理解できてないんじゃないですかね。
こと理系の学生にとっては就活が早く終われば終わるほど学業に集中できることは間違いないです。これは文系の学生も同じだと思いますけどね。
やっぱり4月1日がいい
そういった面を考えると、早すぎてもだめだし、遅すぎてもダメなんです。
だから4月1日というのはその絶妙のバランスをとって決まってきた時期なんですよ。大学のスケジュールが変わってないのに、就活のスケジュールを変えようとするのはこの絶妙のバランスによって決まっているものを崩すことになるから批判がでるのは当然なんです。
学業を優先させるために就活時期を遅らせるなんてのは学生の実態がわかってない愚策です。学生が最も成長するのは就活が終わってからなんです。
そしてさらにこのスケジュールをコロコロ変えるなんてもってのほかですね。
先日OB訪問を受けたんですが、学生側もかなり困惑しているようでした。
さっさと不備を認めて、4月1日に戻したらいいと思いますよ。
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