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有料ガチャに新基準、上限金額規制やアイテム出現率表示へ!


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有料ガチャに新基準、上限金額規制やアイテム出現率表示へ!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160325-00000059-zdn_n-sci

オンラインゲームでの有料ガチャに新基準が設定されるらしいです。

ガチャといえば過去にも廃課金者や出現率のわかりにくさで色々と問題になりましたよね。

記憶にあたらしいところだと昨年末に起きた「グランブルーファンタジー」(Cygames)のイベントで、ある人気キャラクターのガチャでの出現率が極端に低い上、確率が明記されていなかったことから批判が殺到した事件ですね。

私はオンラインゲームは色々とやってるのですが、すべて非課金ですw。なんか課金したら負けのような気がして・・・

ただ非課金ってよくよく考えたらゲームの運営者に対して適切な対価を払っていないことにもなり、ちょっと複雑ですよね。面白いゲームを作るためにはそれなりに費用がかかるわけで、楽しませてもらっている対価として考えたら課金してもいいのかなとも思います。ただし、現在のただのゲームの電子データに何万円も課金する人がいることで、ゲーム運営会社がそれを煽ったり、課金が多い人ほど勝つという状況は、健全でないことは確かです。

ネット上でもいろんな人が言っていますが、このガチャによる課金を収入源とした基本無料のオンラインゲームの登場によって、腰を据えた重厚感のある面白いゲームが出来にくい状況になったことは間違いありません。

なんか固定ゲーム機のソフトってほとんど買わなくなりましたよね。売れないから作らないという悪循環になっています。そりゃあある程度面白いゲームがスマホで無料でプレイできるんですから、買わなくなりますよね。

でもスマホアプリのゲームってやっぱりそれなりの面白さでしかなく、かつての固定ゲーム機で作られていたような大作ゲームの面白さとは比べ物にならないです。FF、ドラクエで育ってきた世代としてはやっぱりこれは悲しい状況ですよ。
新基準がこの状況を変えるのかはわかりませんが、何かしら動きがあることは確かだと思います。

 

有料ガチャの新基準

有料ガチャの新しく設定される基準は以下の4つです。

1. レアアイテムの取得に必要だと推定される金額の上限を1回当たりの課金額の100倍以内とし、それを超える場合はページ内に推定金額を表示する。
2. 同金額の上限を「5万円以内」とし、超える場合はページ内に推定金額を表示する。
3. レアアイテム出現率の上限と下限を表示する。
4. アイテムごとの出現率を表示する。

この新ガイドラインは4月1日から適用されるようです。

なんか・・・1とか2ってもはやガチャでもなくなったような気がするのは気のせいでしょうか・・・

推定金額を表示って、その金額が値段で買っているようなもんじゃないっすか。だったらもう売れよ・・・

まあそれじゃガチャの楽しみがなくなるってことなんでしょうけど。そう考えるとやっぱり出現率を表示するというのが一番いまの状況に合ってるような気がしますね。そんでその出現率を絶対守る。

あと絶対必要な対策がもういっこあります。

 

ガチャの新基準を提案する!

もう一つ併せて必要な基準、それは出現率と実績を合わせることをルール化するということです。

いまのガチャが批判される理由ってそこにあるんですよね。実態が合っていない。どういうことかというと、出現率10%のアイテムがあったとします。現実のガチャガチャに例えると100個の中に10個当たりがある状態です。この場合、誰かが外れを引くと外れが1個減りますから、100回引けば確実に10個は当たりが手に入ります。

しかし今のガチャの仕組みって、1回引いて外れを引いたら、ガチャの中にまた外れが1個補充される状態なんですよ。つまり確率はいつまで経っても10%。これってつまり確率論的にいうと10回引いても当たらない確率は約35%もあるんですよ。なんか10%と言われると10回引けば確実に当たるような気がするじゃないですか。それは勘違いなんです。

1回引いて外れる確率は9/10なので、9/10の10乗という計算です。

まあそれでも母数(ガチャが引かれる回数)が多くなれば多くなるほど本当に10%に近づいていくんですけど、数が少ないと当たりがまったく出ないなんてこともあり得るのです。どのくらい母数が多くなれば10%に近づくのかは統計学に詳しい人に聞いてください(笑。大学生の頃に習ったんですが、さすがに忘れました・・・

だから母数が低いときにも10%になるように調整して実績を合わせることをルール化する必要があるんですよ。そうすれば100人引けば10人は当たってるんですから、感覚と乖離しないですよね。

今回の新基準を考えた日本オンラインゲーム協会(JOGA)ってその辺のことちゃんと理解してるんだろうか?

 

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