現代日本の最大の危機は「欲ない、夢ない、やる気ない」の3Yらしい
最近の日本を表す言葉として流行っているのが3Y。
その3Yとは「欲ない、夢ない、やる気ない」を表しています。
2015年において40歳の男性の30%以上が結婚未経験者というデータがこの3Yを如実に表していますね。大人になれば当然のように結婚して、幸せな家庭を築いて、車と家を買って・・・という価値観は確かにもう崩壊したといっていいでしょう。
でもこれって問題なんでしょうか?
3Yとは?
3Yとは「欲ない、夢ない、やる気ない」を表しています。
そしてこの3Yが現代日本の最大の危機と言われています。
そう言われれば昔に比べて欲はなくなった気がしますね。
昔みたいに「家がほしい!」「車がほしい!」といった物欲は少なくなったといわれています。
また「夢がない」というのも確かに当てはまるかも。昔みたいに「出世したい」「海外で働きたい」みたいな夢を語る人も少なくなった気がします。
そして「やる気ない」ですよ(笑。まあ確かにガツガツした人は少なくなりましたよね。今でいうところの”意識高い系”の人がやる気ある人だとすると、この意識高い系の人ってネット上で相当たたかれる時代になりましたからね。頑張ってる人が滑稽に見える世の中なのかもしれません。
こうしてみると3Yという指摘は確かに現代日本を如実に表した言葉だと思います。
では3Yになった原因ってなんでしょうか ?
3Yの原因は?
私なんかはこの3Yの根源的な原因はすべて「お金がない」からだと思うんですけどね。
安定した職、定期的な昇給、終身雇用といった日本の成長を牽引してきた価値観はすべてなくなりました。将来に見込めるお金がなけりゃそりゃ欲もなくなるし、夢もなくなりますよ。やる気もね。
3Yにお金”YEN”も入れて4Yにしてほしいくらいです。
こういうときは極端な例をあげるとわかりやすいのですが、例えば10億円もらえたとしたらどうでしょう。
もし10億円もらえたら欲も出るし、夢もみるし、やる気も出てきますよね。そんなもんですよ。だから人が変わったというよりは、環境が変わったに過ぎないと思うんですけどね。
あとは日本人が進化したとも思うんですよ。
人間としての面白みという観点は置いておくとすると、3Yな日本人は優れているともいえると思います。だって戦争は起こさないし、人に迷惑かけないし、資源を無駄遣いしないんですよ。これはもはや進化でしょう。なんかどんどん神の領域に近づいてる気もしますが・・・
だから3Yが悪いみたいな論調には違和感を覚えるわけです。
ただ確かに”危機”であることは間違いないでしょうね。また極端な例をあげれば、いい人である日本人の周りに詐欺師がいっぱいいるようなもんですからね。
いい人がまだまだ生きにくい世界であることは間違いないです。
あと人間としての面白みは別にしてと言いましたが、やっぱり面白い人間というのは「欲があり、夢があり、やる気がある」人間であることも間違いないでしょうね。
なんとなく”進化”と”面白み”は相反するんだなーと思わずにはいられないネタでした。
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