ここまで来たか人工知能!世界最強の囲碁棋士が人工知能アルファ碁に負け越し!
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囲碁の世界最強レベルの棋士である韓国の李世(イ・セドル)九段とグーグル傘下の企業が開発した人工知能囲碁ソフト”アルファ碁”との対局が話題になっていますね。
この対局は5番勝負ですでにアルファ碁が3勝しています。本日ようやく李世九段が初勝利し、一矢報いた形になります。
しかし人工知能はすごい領域まで来ましたね。一体どこまで行くんでしょうか?
衝撃的な勝ち方
囲碁ってあまりルールわからないんですが、あれだけ広い碁盤なので、どこから打ち始めるのがいいのかまだわかってないらしいんですよね。
というよりも選択肢が広すぎて序盤の戦いの何が好手なのか人間の頭脳だと検討しきれない。
そのため”定石”に従って打っていくのが勝つための当たり前の方法なのですが、アルファ碁はその常識をぶち壊したらしいのです。
これを的確に表現したコメントがありました。
https://twitter.com/botti_meshi/status/708596705277513728?ref_src=twsrc%5Etfw
そんな感じです。
人工知能と人間じゃ計算能力、容量が桁違いですからね。もはやこういった最適解を探すような分野では人間には勝ち目がないと感じさせる出来事になりました。
最適解を探すのか、結果最適解になるのか?
人間の思考の仕方は間違いなく最適解を探していく方法です。
当然こういった行為は人間の得意分野ですし、刻一刻と変化する状況に応じた対応はまだまだ人工知能には無理でしょう。
ただし囲碁や将棋といったルールが決められた戦いではもはや勝ち目はないでしょうね。
そりゃあもうアプローチが違いますからね。
人工知能の戦いかたは、かたっぱしから選択肢をつぶしていき、その結果よかった選択を選んでいくだけですからね。
どれが最適解か考えてるんじゃなくて、すべての選択肢をシミュレーションしたら、これが最適解だったという感じです。
もうなんかそりゃ勝てないわって感じです。
例えば建築の分野で、決められた材料をどこにどれだけ配置したら構造的に強いかという問題があるのですが、考えるより、すべてのパターンを計算してどれが一番強いのか教えてくれる計算機には勝ちようがないです。
それがなぜ最適解になるのかはまだまだ人間の得意分野
まあまだまだ人工知能は、どれが最適解かを計算することはできても、それがなぜ最適解かはわからないので、人間の能力はまだまだ必要だと思います。
そのため今後はさらなるコンピュータとの分業が進んでいくと思いますね。
餅は餅屋といったところでしょうか。
実験結果から理論を考えていく分野があるんですが、そのイメージです。
最適解はコンピュータが教えてくれる、人間はそこからなぜそうなるのかを考えて発展させていく感じです。
囲碁の最強棋士が人工知能に負けたこの出来事は、その時代の到来を告げている気がしています。
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