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ユニクロは高いのか安いのか?失速の原因は高価格・ブランド路線!?


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ユニクロの失速が顕著になっています。ユニクロは高い?安い?その真の原因に迫ります。

庶民の味方「ユニクロ」

安くて品質がいい!!

つい5年ほど前はみんなこのようなイメージを持っていたと思います。なんにでも合って着やすい、何でもない普段着にちょうど良い、実はユニクロを着ているなんて人もたくさんいました。

デフレが進んでいた日本において、低価格で高品質な路線が受けて、順調に業績を伸ばしてきたユニクロですが、最近業績の低迷が目立ってきています。ユニクロの運営会社であるファーストリテーリングが発表した2015年9~11月期(第1四半期)の決算は、営業利益が759億円でした。これは前年同期の16.9%下回る数字となります。この時期の減益は4年ぶりのこととなります。

ファーストリテーリングの分析によると「暖冬の影響が目立った」としていますが、真の原因はそこではないといわれています。そこで真の原因は何なのか調査してみました。

 

表向きの失速の原因は?

想定を超える暖冬だった。

今年は確かにかなりの暖冬でしたね。暖冬だと消費が落ちるという明確な傾向があるそうです。それはエアコンなどの家電だったり、鍋物の食品だったりと影響は多岐にわたります。

そして当然衣料品業界にも暖冬は悪い影響をもたらします。暖かいと冬物衣料が売れないのです。

確かに暖冬だと、新しいコートやアウターを買おうとする気持ちが鈍りますよね。何を隠そう私も今季、ほとんどコートやらアウターを買ってないですよ(笑。

さらに最近ではヒートテックなどの暖かい素材のインナーなども売れ筋の商品なのですが、そういったインナーも買い控える傾向が表れるそうです。確かにヒートテックやウルトラライトダウンなど、ユニクロといえば”暖かい素材の服”というイメージがありますよね。

冬物衣料は単価が比較的高いですから、こういったものが売れないと業績への影響は大きいと思います。今年は特に暖冬で、コートなしでも出かけられる日が多かったですから、厳しかったといえるでしょう。

さらに品数が増え、目玉商品の遡及ができなかったともいわれています。確かにユニクロといえばフリースやダウンジャケットなど、毎年何かの商品に焦点をあてて、CMなどで大々的に宣伝してましたが、今年はそれがなかったように感じます。さまざまな色が勢ぞろいしたフリースなんかCM見て買いに行った人も多いのではないでしょうか。

さて表向きはそんな暖冬の影響が大きいといわれていますが本当にそうなのでしょうか?

 

ユニクロは高い?安い?

私は毎年、会社で着るセーターをユニクロで何着か購入するのですが、今年は何かが違いました。

毎年1着2,000円ほどで買えていたイメージがあるのですが、今年ユニクロに行ってみたら

「3,000円・・・なんか高いな」

これが違和感でした。毎日着るものだし、消耗も激しいのでそんなにいいものはいらないので、何でもなく着れるユニクロの商品は大変助かっていたのですが、随分と高くなっています。

なんかよく見るとインナーも1着2,000円くらいしますし、アウターのジャケットなんか7,000円からといった感じになっています。

これってちょっと立ち止まって考えてみるとセレクトショップなどで売っているブランドものと大して変わらない値段になっているんですよ。。。

「ユニクロは安くて品質がいい!!」こんな昔のイメージで買い物に行くと痛い目にあいます。

 

実際に調べてみたら、2014年から2年連続で毎年1~2割ほど値上げしているのだそうです。驚きですよね。

その原因は円安の影響と説明しています。円安だと衣料の原料などを輸入する際に価格が確かに高くなります。

値上げの影響は限定的とユニクロの偉い人は説明していますが、かなりの割高感がユニクロの不振につながっていることは間違いなさそうです。

 

ユニクロはブランド路線に!?

ユニクロはもはやブランド路線に走っているといっても過言ではないでしょう。

価格帯から言えば十分ブランドものですよ。

では私たちがユニクロに求めているものはブランドなのか?

「答えはNOです」

ユニクロは語弊を恐れずいうと、着ているのを隠したい服なのです。

「お前ユニクロ着ているの?」というのはどちらかというと悪口なのですよ。反語のようですがそれがユニクロの良さなのです。何でもない服として着れて、安くて品質がいい、これがユニクロが支持された理由のはずです。

ユニクロ着ててもユニクロとばれない品質の良さ、なんかおかしいですが、それがユニクロの良さです。

マックといいユニクロといい、優秀な経営者ほどそれがわかっていない。まあそういう意味では優秀ではなかったということですけど。ほっとくと高級路線に変更しようとする。売り上げを上げるには単価を上げるということしか頭にないんですよね。庶民じゃないから庶民が支持していた理由がわかっていない。

ユニクロなんかは現場のマネージャーさんが経営したほうがよっぽどいいと思いますけどね。←言い過ぎ?(笑

 

まとめ

ユニクロの不振の原因を調査してみました。

表向きその原因は暖冬の影響といわれていますが、真の原因は高価格路線への変更が消費者に受け入れられなかったといったところでしょう。

昔のユニクロに戻ってほしいものですね。

 

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