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タワーマンション人気の方角は?南向きは暑い?北向きの日当たりは?


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タワーマンションの方角はどれがいい?南向き信仰の崩壊、北向きが見直されつつある?

タワーマンションを買う、借りる、これは人生の一大イベントですよね。

そんなとき気になるのはマンションの方角選び!

昔から日本では南向きが良しとされていますよね。それは日本独自の土地柄が影響しています。高温多湿の日本では、住宅はカビとの戦いでした。そのため日が長く差し込み、暖かい南風が入ってくる南向きの住戸が理想とされてきました。

一方で北向きの住宅は、昼間でもあまり日が当たらず、カビが発生しやすい。それは健康にまで影響を及ぼし、敬遠されてきました。

ところがタワーマンションに住んだことのある人間の間で、この南向き信仰が崩壊していると言うのです。一体どういうことなんでしょうか?

今回はタワーマンションにおける方角について調べてみました。

 

タワーマンションの歴史

日本でタワーマンションのような超高層マンションが増え始めたのは2001年頃です。

そのころ東京では湾岸エリアの再開発が進み、都心マンションブームが起きていましたね。確かにこのころから高層マンションが増えて、「こんなすごいマンションに住めたらなー」と思っていた記憶があります。

一戸建てよりも高層マンションに住みたいという人が増えてきたのもこの頃ですよね。それまでは東京勤務のサラリーマンは、埼玉や千葉、神奈川などのベッドタウンに1戸建てを持つのが普通でした。郊外のため、朝は満員電車・・・そんなのが普通でしたね。しかし都心の高層マンションが登場してからは、都心に住むという選択肢ができたわけです。これは革命でしたね、都心の高層マンションに住むのが夢という家庭が増えました。

ところで超高層マンションってどのくらいの高さからだと思います?

一般的な超高層の定義は、60メートル以上の建物を指します。これは大体20階建ての建物に相当します。つまり20階建て以上のマンションが超高層マンションと呼ばれるわけですね。

そんな高層マンションの第一号と呼ばれているのが、住友不動産が1976年に当時の埼玉県与野市(現在のさいたま市)に建てた「与野ハウス」です。

yonohouse与野ハウスは地上21階建て、高さ66メートルです。

当時としては最先端の建物で、こんなのが建った日には周りの人は驚きだったでしょうね。

なんか今見ても普通のマンションに見えますよね。それだけ当時の最先端技術を使用したマンションだったのでしょう。

それから約40年が建った現在、タワーマンションと呼ばれる超高層マンションは、40階や50階は当たり前になりました。

このタワーマンションの建設ラッシュが始まったのが、2001年。それからすでに15年が経過し、そのころにタワーマンションに住み始めたタワーマンションの第一世代ともいわれる人々が、設備の老朽化などから住み替えを行う人が増えてきました。古い超高層マンションから最新の超高層マンションへの移動ですね。

しかしこの上流階級ともいえる人々の移動で、これまでの日本の常識では考えられなかった出来事が起きているというのです。

それが「南向き信仰の崩壊」です。

 

タワーマンションの南向きは暑い!!

タワーマンションに住み始めた第一世代の人が、タワーマンションを住み替えるにあたってこんなことを言っている人が多いと言います。

「もう南向きはこりごり」

「今度は北向きの部屋がいい!!」

これは想像がつくと思いますが、タワーマンションは周りを遮るものがなく、日当たりが良すぎるのです。

まさに日が水平線から上ってくるイメージですね。さらに最近のタワーマンションは窓の面積が多いですから、余計にそう思うのかもしれません。ただ窓の面積は、眺望にも直結しますから、なんとも言えませんね。

そのため夏場は直射日光が当たり続け、室温が40度を超えるなんて言うこともしばしば。そうなってくるとエアコンも効きが悪く、熱風が出てくるなんてこともあるようです。

遮光カーテンは必須で、それでも昼間は部屋にいられないので、外出するという人が多いようです。

最近の日本の夏は暑いですからね。日差しがあたり続けるのも考え物ですね。

ただ逆に冬は、日当たりが良い日であれば昼間でも暖房なしでも過ごせるくらい暖かいようです。これはうれしいですよね。まあそれを差し引いても夏の昼間に家にいられないことを気にしている人が多いということですかね。

 

北向きの日当たりは?

それではタワーマンションの北向きや、西向き、東向きの日当たりはどうなのでしょうか?

やはり南向きよりは当然、日当たりは悪いようです。ただし、高層マンションは周りに遮るものがないですから、反射光で十分明るいようです。直射日光を避けられるため、夏場の暑さも軽減されます。

タワーマンションの醍醐味である景色(眺望)も順光のため、よく見えるようですよ。南向きだと逆光ですからね。

そして日本の住宅で北向きが敬遠されてきた最大の理由であるカビ問題ですが、タワーマンションなどの最新の設備を備えた建物では、24時間換気システムなどがあり、北向きでもカビはほとんど問題にならないそうです。

つまり南向きに執着する理由がなくなってきているわけですね。そこに夏の暑さ問題が加わったため、南向きのタワーマンションを敬遠するという逆転現象が起き始めているのです。これって確かに一定期間高層マンションに住んでみないとわからないことですよね。

そのため新規でタワーマンションを購入する人というよりは、一度タワーマンションに住んでいた人が住み替える場合にこういった現象が発生しているようですね。

ただそれは経験者は語るではないですが、一定程度信頼できる意見といえると思います。

北向きの部屋は南向きよりも値段が安かったりしますから、お得な買い物なのかもしれませんね。

 

まとめ

超高層マンションの方角問題について調べてみました。

日本では昔から南向きの部屋が良しとされてきましたが、最近の高層マンションではカビ問題もなくなり、南向きに執着する必要はないと言えます。

そして南向きは日当たりが良すぎるため夏は暑い!!そのため南向き以外の部屋が見直されています。

まあタワーマンションの一番の魅力はその眺望ですから、その眺望が最も良い向きを選ぶのがいいと思いますけどね。

 

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