機内食は味が濃い!?その理由は気圧と音にあった!!
飛行機に乗る時の楽しみといえば機内食ですよね。
飛行機に乗っているテンションの高さ、そして上空で食べるという特殊な環境からかとても美味しいです。
ただ中には「不味い」という人も・・・
これは気圧と音が密接に関係しています。
そのため機内食はいろいろと工夫されているのです。その工夫も及ばず不味いと感じる人もいるようですが。
今回はそんな機内食の工夫を紹介しますよ!
気圧が低いと味覚が低下する
飛行機が主に飛行する高度約10,000mの世界では気圧は地上のおよそ5分の1になります。
これでは人間は生きていけないですから、機内ではエアコンで空気を入れて地上の約5分の4、つまり0.8気圧になるように調整されています。
なんで地上と同じ1気圧にしないの?という疑問が湧いてくると思いますが、機体の強度との関係でこれが限界のようです。
そして実はこの0.8気圧の世界では、人間の味覚は30%低下するといわれています。特に塩味と甘味を感じる能力が弱くなるようです。
そのため地上と同じ味付けのものを食べても
「味うす!!」
と感じてしまいます。このため機内食は不味いと感じる人が一定数いるようです。
ですがそこはいろいろと工夫されていて、機内食はかなり濃い味付けになっているのです。おそらく地上で機内食を食べたら味濃い!と思うでしょうね。
機内では味覚が30%低下しますから、機内で食べるとちょうどいいと感じるように作られているのですね。それでも不味いと思う人はもっと味覚の低下が激しくなっていると考えられますね。あくまで平均として美味しく感じられる濃さにしているわけですから。
私は機内食ってかなり美味しいと思ってますから、やっぱり30%ほど味覚が低下しているんでしょうね。まああの特殊な環境で食べるから美味しく感じるのかもしれませんが(笑。
新幹線で食べる駅弁理論と一緒かもしれませんね。
味覚には音も関係する!?
実はさらに味覚は音の影響も受けています。
味覚と聴覚は近いところで感じているからと言われていますね。
どういうことかというと、うるさい場所では味覚が低下するということなんです。
機内ではエンジン音がものすごいですよね。常に騒音が鳴っている感じです。そんな環境では味覚が低下しているのです。
うるささに味覚が負けている感じですかね。大音量で音楽聞きながら食事すると、味が薄く感じるようですよ。結構びっくりですよね。
そのため気圧と音の関係からも、機内食は味が濃く作られているのです。
ということは、食事は音楽など流さずに静かなところで食べるのが一番ということになりますね。楽しさはおいといて、それが味覚が研ぎ澄まされる最高の環境といえると思います。
まあ極端な例で考えると理解しやすいですよね。爆音が流れているライブハウスで食べるのと、音ひとつしない図書館で食べるのでは、確実に図書館のほうが味覚は正常に働きそうですよね。
味覚の不思議
こうやって身近な例で考えてみると味覚って面白いですよね。もしかしたら環境ひとつで私たちの味覚はもっと研ぎ澄まされるのかもしれません。
たとえば気圧が下がると味覚が下がるわけですから、気圧が上がると味覚は上がる?とかとか
ちょっとわからないですがこんなことが起こるなら、味覚が変わるような環境を変えたレストランとかも面白いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
気圧と音、そして味覚の関係は不思議ですよね。
・気圧が低いと味覚は低下する
・音が大きい環境だと味覚が低下する
ということがわかりました。機内食はいろいろと工夫がされているのですね。機内食ってかなり楽しみですからその心意気がうれしいです。
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