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オーストラリア旅行記②~エアーズロック編・圧倒的なスケールの景色を楽しむ~


オーストラリア旅行記②~エアーズロック編・圧倒的なスケールの景色を楽しむ~

死ぬまでに行ってみたい国、オーストラリア。

オーストラリア旅行記②です。前回のケアンズの様子はこちら↓

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ケアンズからエアーズロックに移動するとまさにそこは別世界。

悠久の赤い大地にそびえる巨大な岩、ウルルが出迎えてくれます。

 

今回はオーストラリア旅行記②~エアーズロック偏です。死ぬまでに一度は見てみたい景色を堪能してきました。実はエアーズロックは登頂が前面禁止になろうとしていて、最近もほとんど登れることはありません。

その辺の事情も紹介していきたいと思います。

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ケアンズ⇒エアーズロックに移動

ケアンズからエアーズロックへは飛行機で移動するのが一般的です。というか飛行機使っても2時間半くらいの距離なので、列車とかだともっとかかると思います。

私は早朝のカンタス航空の便でエアーズロックに向かいました。

HISのツアーだったのでホテルまでバスが迎えに来てくれます。こういうの楽ですよね。もちろん自分ですべて予定したいって人には合わないと思いますが。

 

機内では途中でホットサンドのようなものが出ました。さすがはオーストラリアのフラグシップ、カンタス航空です。その辺しっかりしてます。

そしてエアーズロックに着くとそこはいままでとは別世界でした。

まさに赤い大地と草原が果てしなく広がっているのです。ケアンズにいたときはリゾートって感じでしたが、エアーズロック周辺は厳しい環境がどこまでも続いていました。

もちろんこんな景色絶対に日本ではお目にかかれません。

そういえばFFとかのフィールドってこんな感じだったよなーなんて考えながら、悠久の大自然を肌で感じていました。

日本にいるとどこにいっても町で、建物がない手付かずの自然なんて山にいかないとないじゃないですか。さらに森はあってもこんな果てしない草原や砂漠はどこにいってもありません。

この空気を感じるだけでもエアーズロックに来る甲斐があると思います。

 

いざエアーズロックリゾートへ

エアーズロック空港に着くとすぐにエアーズロックリゾートに移動します。

というかエアーズロック観光するならば絶対にエアーズロックリゾートのホテルに泊まります。なぜならそれしかないからです(笑)

ツアーでエアーズロックに行くと、ほぼ100%AAT Kings社という観光ツアー会社のガイドが空港に迎えに来てくれます。どうもこの辺のツアーを取り仕切ってるのがAAT Kings社で独占状態のようです。

そのため日本のツアー会社に申し込んでも、現地ではAAT Kings社のツアーに参加するということになります。

エアーズロックに行くなら一度AAT Kings社のツアーを見ておいたほうがいいと思います。

 

空港からエアーズロックリゾートまではバスで10分くらいの距離です。昔はエアーズロックのすぐそばにあったようですが、アボリジニへの配慮などあって、いまはこの距離に落ち着いています。(昔はエアーズロックのすぐとなりに滑走路があったそうですよ笑)

エアーズロックリゾートはリゾートといっても円形にホテルが4件ほど並んでいるだけです。しかもこの4件は同じ会社の経営なので、アミューズメントパークのような感じです。

中にはショッピングモールもあって、スーパーで買い物をすることもできます。

空港に着いたのが大体朝の10時くらいで、ホテルのチェックインが15時なので、それまでエアーズロックリゾートの中を探索しました。

エアーズロックリゾートの中にはラクダファームがあります。

ラクダは始めてみましたが結構大きいんですね。間近で見るとちょびっくりします。

実はオーストラリアには元々ラクダはいなかったんですが、運搬用に運んできて住みついたらしいです。それもいまではどこの国よりも生息数が多いんだとか。

ラクダをこれだけ間近で見れる機会もそうないと思うので、エアーズロックに来たら一度は除いて見るといいでしょう。

 

ただエアーズロックリゾートには、ホテル以外だとラクダファームがあるくらいなんです。そのため大体の人が1~2時間もすると飽きて、ホテルのロビーでチェックインを待ってましたね・・・

そう、想像にたやすいと思いますが、エアーズロックはやはりエアーズロックを見に行かないとやることがないのです。そりゃあこれだけ市街地から離れた僻地なんですから当然なんですけどね。

そのためエアーズロックに行く人は本などの暇つぶしグッズを用意していったほうがいいです。ツアーからツアーまでの間など結構待ち時間がありますよ。もちろんホテルにもプールがあったりするんですが、かなり簡素なものなので、普通のリゾート地のプールを期待しないほうがいいですね。

ちなみに今回泊まったホテルは「デザートガーデンズホテル」です。4.5星という中途半端な感じです。

外観はいたって質素です。

エアーズロックリゾートには一つ上の「セイルズインザデザート」という5つ星のホテルも存在しますが、残念ながら予約でいっぱいだったので「デザートガーデンズホテル」になりました。

↓これね。

部屋の感じを外から眺めて見ましたがやっぱりこっちのほうが良さそうでした・・・まあ砂漠でホテルを期待するのがそもそもの間違いか。

 

エアーズロックサンセットツアー

エアーズロックに滞在中は主に以下のようなツアーがあります。

・エアーズロックサンセットツアー

・エアーズロックサンライズツアー

・フィールドオブライトツアー

・サイレントオブナイトツアー

その中でサンセットツアーはその名の通り、エアーズロックの日暮れを鑑賞するツアーです。多くの人がエアーズロックに着いた日にこのツアーに参加するようですね。

 

このツアーはまず4時頃にホテルのロビーに集合して、カタジュタ岩石郡を見に行きます。

※日本人のツアーは日本人ガイド付きで日本人しかいませんよ(笑)

カタジュタは私も知らなかったんですが、エアーズロックの近くにあるこちらも有名な岩石郡です。エアーズロック(ウルル)とセットで見に行く人が多いですね。

まずはちょっと離れた展望台から観察して、その後岩石郡の中をハイキングします。

カタジュタ岩石郡には「風の谷」という渓谷が存在して、そこを散歩する感じでした。ちなみに「風の谷」という名前からあのナウシカのモデルになったのでは?という噂があるそうですが、ジブリが公式に否定しているそうです。

カタジュタ岩石郡はほんとうに圧倒されます。こんな大きい岩はいままで見たことがありません。近くに行くとより曹感じます。

やっぱり写真だとこのすごさはあまり伝わらないっすね(笑)

この感動を体験したい人は実際に行って見るしかありません。

 

さてえカタジュタ岩石郡を散歩したあとはいよいよエアーズロック(ウルル)のサンセットに向かいます。ちなみに「ウルル」という名前は現地のアボリジニの呼び方で、最近はこちらのほうが正式名称となりつつあるそうです。

エアーズロックというほうがしっくりきますけどね。

 

エアーズロックのサンセットは、刻一刻と色が変わっていき、息を呑む美しさです。

AAT Kingsのツアーで行くとシャンパンや軽食が用意されていて、この感動をその場にいる全員と一緒に楽しむことができます。結構楽しいですよ。

 

エアーズロックサンライズツアー

エアーズロックに着いた翌日に参加したツアーです。

こちらも多くの人がエアーズロックに着いた翌日に参加するツアーです。

 

ただこのツアー、サンライズというだけあって集合時間が早い・・・なんと朝の4時くらいです。

朝の4時にホテルのロビーに集合して、バスでサンライズを見に行きます。後で述べますが、このツアーがエアーズロックに登頂できるかもしれないツアーです。

日本の観光会社からAAT Kingsのツアーに申し込もうと大抵朝ごはんセットがホテルで配られます。

結構盛りだくさんなので、いい感じです。ツアー中のバスでもどこでも食べてねというスタンスのようです。

 

サンライズツアーはサンセットを見た会場とは別の展望台から、朝日が昇ってくる様子を眺めます。こちらもまた一味違った趣があり、すばらしいです。

そしてサンライズを眺めたあとはいよいよエアーズロック鑑賞ツアーです。エアーズロックの周りをハイキングする、登頂するというのは、このサンライズツアーにくっ付いているので覚えておいてください。

 

エアーズロック(ウルル)は登れるのか?

エアーズロックに初めて行く人は、「エアーズロック登ってみたい!」と思いますよね。

私もそうでした。色々な観光ガイドにも登れると書いてありますしね。ただ夢を壊すようで申し訳ないですが、いまはもうほとんど登れないと思ってください。

昔はもっと簡単に登れたようなんですが、いまは全面禁止に向けてほとんど登れないようにしています。

それがオーストラリア政府の方針のようですね。そのため観光ガイドを見て、「登れる」と思ってエアーズロックに行く人は注意が必要です。

ちなみにあとで書きますが、2017年でいうと月に3日ほどしか登れなかったそうです。かなりのレア確率ですよね。登れない理由は「ゲートが閉まっているから」です。

ゲートが閉まっているのに、無理やり登ってしまうと必ず現地のレンジャーに捕まって、かなり高額の罰金が取られるようです。

管理人
じゃあ開いている日はどんな日なんだ?

と気になりますよね。

実はエアーズロックの登頂口が開く条件は十数個あり、そのすべてをクリアしないと開きません。その条件は例えば、雨が降っていないこと、気温が~度以下であることなどなどです。

なかでも「風速が10メートル以下であること」という条件がかなり厳しく、大抵10メートル以上の風が吹いているのでほとんど開かないようです。ガイドの人も「90%以上の確率で開かないですよ・・・」と言ってました。

 

今回、私が行ったときもやはり閉まってました。

写真右下の茶色いゲートがエアーズロック登頂口になります。

そこから続く白い道が登山道ですね。鎖が続いているのがわかると思います。

ただよく見ると、鎖が始まる前に明らかに鎖があってよさそうなところに5mほど鎖がない部分があります。ガイドさん曰くこれは試しの坂といって、このくらいを鎖なしで登れるようじゃないとそこから先を進んでいくのは無理なので、わざと鎖を設置していないそうです。

結構険しい道のりらしいですよ。

私たちが想像する以上に危険なのだそうです。そのためアボリジニたちは登ってほしくはないそうなんです。自分たちの聖地に土足で踏み入れられたくないというのも理由とのこと。

こういった理由から、いまはエアーズロック登頂の全面禁止に向けた準備期間ということなのでしょう。ほとんど開ける気がない感じを受けました。

これからエアーズロックに行こうとしている人は残念ですが、登頂は最初から無理と思って望んだほうがいいです。それにエアーズロックは周辺の散策道を歩くだけでも十分楽しめますよ。

 

ちなみに登山口が閉まっていてもやはり策を乗り越えて登ってしまう人は何人かいるそうです。実際私がツアーで周った時も一人登ってました(笑)人は禁止されるとさらに興味を掻きたてられるというかなんというか。

ただこういう人は絶対地元のレンジャーに捕まって高い罰金を科せられます。さらに悪質な人はオーストラリア入国禁止になったりするそうですよ。怖い怖い・・・絶対にやめましょう。

 

エアーズロック周辺を進む

エアーズロックサンライズツアーでは、サンライズを眺めた後、もし登山口が開いていたら、希望者は登り、希望しない人は周辺散策という流れになります。

実際、ほとんど登山口は開いていることはないので、その場合は全員が周辺散策ということになります。

ただ登山できなかったとして周辺散策で十分エアーズロックの魅力を感じることができます。

 

エアーズロック周辺にはクニア散策路などいくつかの散策路が整備されています。そこからエアーズロックを見上げるだけでその圧倒的な迫力を体感できます。

そしてエアーズロック周辺の散策もガイド付きのツアーに参加したほうが絶対に楽しいと思います。

というのもエアーズロック周辺には様々な壁画が残っていたり、色々な意味を持った洞窟などがたくさんあります。そういった遺跡は知識なしで見てもただ通り過ぎてしまうだけだと思いますが、ガイドさんに説明してもらうと、さらに理解が深まります。

エアーズロックは圧倒的な自然の造詣だけに、その姿だけが注目されがちですが、そこに息づく文化も大変興味深いものがあります。ぜひガイドさんの話を聞きながら散策してみてください。ガイドさんがいればたくさん写真も撮ってもらえますしね。

 

サウンドオブサイレンスに参加

実はエアーズロックのもう一つの魅力は夜空の星なんです。

そりゃあこれだけの何もない広大な土地に、明かりもほとんどなかったら星が綺麗見えますよね。実際にホテルの近くでも明かりがないところであればかなり星が綺麗に見えました。

なんというか地平線まで見える広い草原に満天の星が輝いている感じで、原始の夜景を感じることができます。エアーズロックに来たら絶対に星の鑑賞はしたほうがいいですね。

さらにオーストラリアは南半球に位置しているので南十字星など日本からは絶対に見えない星たちを見ることができます。星好きにとっては絶対楽しみえると思います。

 

そして星を鑑賞するのに一番適しているのは「サウンドオブサイレンス」というツアーに参加するのが手っ取り早いです。これはほとんど明かりがない草原で、エアーズロックを眺めながらろうそく一つで食卓を囲んでディナーを楽しむというイベントです。

さらに名前の通り、途中明かりをすべて消して、全員が静寂に包まれる時間があって、そこで見上げる星空は私の人生でベスト3に入る眺めでした。このツアーは行ってみるといいと思います。

プログラムの中にはガイドさんが星について解説してくれるスタートークというものもあって、どれが南十字星?といったこともわかります。

ただこのツアーだけはホテル会社の開催なので、スタートークは英語なのですが、終わった後に日本人向けにちょっと離れたところで日本語で解説してくれるので安心です。

それよりも外国人とかなり狭い食卓に一緒にされるので、かなり会話に苦労しますけどね・・・(笑)

海外の人って同じ食卓を囲んだらすぐに仲良くなっちゃんですよね。今回座ったテーブルには日本人が2人だけだったんですけど、日本語がわからないなりに色々と話しかけてくれて、非常にいい経験になりました。

英語がしゃべれないからといって臆することはまったくないんだなあと改めて実感できましたよ。

 

さてこの辺でエアーズロック編は終了です。次回はいよいよシドニー編です。

オーストラリア旅行記③~シドニー・ブルーマウンテン編・都会と自然を一緒に楽しむ~

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