日本で初めてとなるカフェイン中毒による死亡事故が起きました!
日本で初めてとなるカフェイン中毒による死亡事故が起きていたことがわかりました。
眠気覚ましを謳うカフェイン入りの清涼飲料水を頻繁に飲んでいた九州地方の20代の男性が、カフェイン中毒を引き起こしたらしいです。
この男性はガソリンスタンドに勤務していて深夜勤務が多く、眠気覚ましのために、日常的にカフェイン入りの飲料や錠剤を飲んでいました。
厚生労働省もカフェインによる中毒死は国内で初めてと言っています。
いやー海外の事例は聞いていましたが、国内の事例は確かに初めて聞きました。怖いですねー
ただカフェインは常識的な範囲内で適量を摂取する分にはまったく問題なく、健康にもよい報告が出ているので、過分に気にすることはなさそうです。(参考記事:コーヒーは悪玉コレステロールを激減させ、心臓病のリスクを低減させる効果がある!! )
それでは一体どのくらい摂取したらカフェイン中毒になってしまうのでしょうか?
さっそく調査してみました。
カフェイン中毒に至る摂取量は?
一般的に言われているのは以下のような定義らしいです。
1時間以内に6.5mg/kg 以上の量を摂ると半分程度の人に起こり、3時間以内に17mg/kg以上の量を摂ると、ほぼ確実に急性の中毒症を引き起こすといわれています。
うん、イメージつかないですね。
具体例で考えてみましょう。
日本の成人男性の平均体重である66kgの人を例にしてみると、
66 × 6.5mg =429mg
この量を一時間のうちに摂取すると半分程度のひとにカフェイン中毒の症状が現れるみたいです。
ちなみに主なカフェインを含んでいる飲物の平均的なカフェイン含有量は以下のような感じです。
■コーヒー 90 mg
■コーラ 10 mg
■栄養ドリンク 50 mg
■紅茶 20 mg
■緑茶 20 mg
■エナジードリンク 60mg
(すべて100ml中)
良く皆さんが飲むコーヒーで換算すると、一時間に480mlほど飲むと半分程度の人がカフェイン中毒の症状を感じるらしいです。
こうして考えてみると意外と飲んじゃうかもしれませんね・・・
カフェイン中毒の症状はめまいや動悸などで、けいれんを起こす場合もあるようです。
このような症状を感じたら、カフェインを摂取するのを中止したほうが良さそうですね。
ただ安心してください。これはカフェイン中毒の症状を感じ始める摂取量であって致死量ではありません。
致死量は一概には言えないのですが、以下くらいが基準みたいですね。(あくまで参考値です)
⇒70kgの人で12~14g(1000mgで1gです)
つまりコーヒーで例えるならば短期間にコーヒーを133杯(1杯100mlとして計算)飲まなければこの量に到達しないので、まあ大丈夫かと思います。
注意はエナジードリンク系
ただ注意してほしいのはこの事件の男性もよく飲んでいたというエナジードリンク系ですね。
眠気覚ましを謳っているものは結構な量が入っているにも関わらず、甘くて飲みやすいため、量を取ることができてしまいます。
特にアメリカなんかで売っているエナジードリンクは日本のものより成分が強力のため、こういった事件が何件か起きているそうですしね・・・
日本で売られているメジャーなエナジードリンクのカフェイン含有量(1本あたり)を調べてみました。
■レッドブル:80mg
■メガシャキ:100mg
■眠眠打破:120mg
■ブラックブラック:100mg
■モンスターエナジー:144mg
なるほどー、つまりレッドブルだと5本飲むとカフェイン中毒の危険性があるかもしれないといった感じでしょうか。
まあ5本も短時間にレッドブルを飲むとは思えないですが、気を付けましょう。
まとめ
カフェイン中毒に至るドリンク別の摂取量を調べてみました。
まあ通常にコーヒーなどを常識の範囲内の量、飲むだけでは問題ないですね。(そりゃあいままでこういう事件がなかったことからもわかると思いますが)
ただエナジードリンク系は大量に飲めてしまうので、注意が必要です。