和歌山のNPO法人が開発したイナゴソースがいま大人気です!気になる味は醤油風?販売店舗は?
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日本の代表的な調味料といえば醤油ですよね。
醤油はご存知の通り大豆から作られています。ではその原料がイナゴだったら?
そんな想像が現実に!和歌山県紀の川市のNPO法人がイナゴを使った醤油風調味料を開発し、いま大人気になっています。
その名もイナゴソース、醤油とはまた違ったイナゴの風味が感じられて、旨みも強いです。
今回はそんなイナゴソースの誕生秘話や気になる味と販売店舗を紹介します。
イナゴソース誕生
イナゴソースを開発したのは、和歌山県にあるNPO法人いなか伝承社の代表である田中さんです。
いなか伝承社はおもにいなか文化の発信を目的に活動しています。代表の田中さんは昔から日本古来の伝統文化やいなか文化に興味があり、こういった美しい文化に残る生活の知恵などを伝えたいと考え、製薬会社の営業マンをやめて2013年に故郷の和歌山県でこのNPO団体を設立しました。
こういう人の行動力はすごいですよね。日本のいなか文化を発信したいという目的もいいじゃないですか!日本に生まれながらも、今やそういったいなかの素晴らしい文化は失われつつあると思います。そんな素晴らしい文化を伝承していこうという取り組みは共感が持てますね。
そんな田中さんはいなか伝承社の活動を知ってもらおうと、「和歌山にある未利用の資源と、和歌山が発祥とされている醤油の醸造技術で何か商品を作れれば」考えたそうです。
そして思いついたのがなんと「イナゴ」でした!!
その過程にはいろいろと苦労があったそうです。最初はどんぐりから始めたとか(笑。そのほかにもいろいろな小魚など試行錯誤したそうです。
こうして和歌山県内の湯浅町のしょうゆ醸造元「湯浅醤油」に企画を持ち込み、農業生物資源研究所の協力を得て2013年の10月から試作を開始しました。
試行錯誤すること約半年、2014年3月についに完成しました。作り方は基本的に醤油の醸造と同じだそうです。原料となるイナゴ、そこにこうじと塩と水を混ぜて約半年間発酵させます。最後にその発酵させたものをろ過し殻を取り除くと完成です。
完成したものに名付けた商品名は「イナゴソース」!!。
醤油のような「イナゴソース1号」と、塩だれ風味の「イナゴソース2号」の2種類が完成しました。
大豆から作った醤油はソイソース、イナゴから作った醤油はイナゴソースですね(笑。
原料のイナゴの様子です。まだイナゴですねー。佃煮っぽいです。
これがどうなるんでしょうか?
さっきの原料のイナゴが、醸造するとこのようになります。もうすでにイナゴの面影はないですね。これを絞るとイナゴソースの完成です。
完成したイナゴソースは試食会で絶賛され、本格的な商品化を開始します。クラウドファンディングを利用するも目標金額の6%しか集まらないなど、商品化にも苦労したという田中さん。ついに2015年の10月に商品化となりました。
クラウドファンディングの解説記事はこちら⇒READYFORの美人代表 米良はるか~クラウドファンディングを立ち上げたその経歴に迫る
イナゴソースの気になる味は?
イナゴソースの気になる味は、臭みや苦みはまったくなく、醤油のように旨みが強い調味料となっています。ただ醤油とはまた違った未知の味といいます。
試食会を行うと、有名な料理人などから絶賛されたということです。
旨みが強くおいしいことは確かなのですが、いまだ誰も口にしたことのない未知の味なので、何に合うのかは人それぞれだといいます。
開発者によると卵かけごはんとの相性が抜群らしいです。バニラアイスにかけても美味しいんだとか・・・
イナゴソースの販売店は?
さてそれではイナゴソースはどこで買えるのでしょうか?
現状はまだいなか伝承社のホームページからの通販でしか手に入らないようです。
通販サイトはこちら⇒いなか伝承社ホームページ
価格は「イナゴソース」2種のセットが5400円(税込)です。
実はその他の昆虫を使った調味料もあり「10種セット」が16000円(税込)となります。
気になる方はぜひ購入してみてください!!
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